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教員紹介

池田 晋 助教

池田 晋 助教
  • 研究者名(フリガナ) 池田 晋(イケダ ススム)
  • 職 名助教
  • 専攻語中国語
  • 電子メールikeda.susumu.hmt[at]osaka-u.ac.jp

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

私の専門は現代中国語の文法です。中国語の文法の半分以上は、語や句をどのように組み合わせ並べるか、ということから成り立っていて、欧米の言語のような形態変化もなければ、日本語のような豊富な格助詞や活用もありません。ある意味、文法がとてもシンプルな言語であると言えますが、それにもかかわらず英語や日本語などと同じように複雑な内容を表現できているというのは実に不思議なことです。しかし、シンプルにはシンプルなりの工夫や奥深さがあるものです。他の言語では味わえない、中国語ならではの面白さをぜひ体験してみてください!

  • 研究分野
    現代中国語文法
  • キーワード
    指示詞、重畳、構文、対句表現
  • 研究テーマ

    これまで中国語の指示詞の文法化や重畳形式(重ね型)の研究に取り組んできました。近年は、一文中で同一語句を2回繰り返して使用する表現形式の分析に力を注いでおり、いつか「繰り返すこと」の意味機能を明らかにしたいと目論んでいます。また、かつて4字の重畳形式を扱ったこととの関連で、成語の用法にも関心を持っています。

  • 代表的著作、論文等

    ・池田晋(2018)多様性の複文―疑問詞連鎖構文の形式と意味―,『別冊ことばとそのひろがり(6)-島津幸子教授追悼論集-』,59-83頁
    ・池田晋(2015)漢語名詞AABB式中狀態性凸顯的語義條件,『Bulletin of Chinese Linguistics』vol.8-2,289-300頁
    ・池田晋(2008)“来”“去”の連接機能,『中国語学』255号,95-115頁

  • 所属学会、その他の研究活動等
    日本中国語学会、中国語教育学会、日本言語学会、国際中国語言学学会
  • 担当授業
    ●学部 中国語I(A)、中国語II(A)、中国語語学講義II、中国語XIII、中国語学特別演習I、
    ●研究科目 広域言語実践論I
    ●全学共通科目 中国語中級