研究分野 |
タイ地域研究、文化人類学 |
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キーワード |
宗教実践、タイ系民族シャン、仏教、葬送文化、イスラーム |
研究テーマ |
1.タイ国北部国境地域のタイ系民族シャンの宗教文化 |
代表的著作、論文等 |
Murakami, Tadayoshi. 2016. "The Change in Pashtun Identity: Ethnicity and the Religion of the Pashtuns in Northern Thailand", 『言語文化研究』42: 179-193. |
所属学会、その他の 研究活動等 |
日本タイ学会 / 東南アジア学会 / 日本文化人類学会 / 大阪大学言語社会学会 |
担当授業 |
●学部 タイ語1 / タイ語11 / タイ文化演習 / 東南アジア社会文化演習 / シャン語 |
●研究科目 アジア言語社会構造論 / アジア・アフリカ言語社会論特別研究 |
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●全学共通科目 特別外国語演習(タイ語) |
私は、タイ国をフィールドに、宗教文化や宗教実践の研究をしています。調査の対象は、マイノリティの人々であることも多いです。そのため、タイ語だけではなく、少数民族のことばも使います。また、タイは仏教国というイメージが強いですが、実際には様々な宗教があります。タイ国には、言語的・民族的にも、宗教的にも非常に多様な人々が住んでいるのです。このような現実のタイのあり様を理解するためには、現地の人とコミュニケーションをとって、そこから知見を得る言語運用能力が必要です。外国語学部では1・2年次に言語運用能力を養い、3・4年では言語のみならず、タイ国の多様な社会や文化についても学びます。学生には、できれば在学中に(1年くらい)留学することを勧めています。「書を捨てよ、町へ出よう」という言葉がありますが、外国語学部の場合には、「ことばを身に付けよ、野(フィールド)へ出よう」となるでしょう。ことばを駆使して、現地の人と交流し、研究対象の深い理解へと到達することを目指しましょう。