文字サイズ

教員紹介

岸田 文隆 教授

  • 研究者名(フリガナ) 岸田 文隆(キシダ フミタカ)
  • 職 名教授
  • 専攻語朝鮮語

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

江戸時代に対馬や薩摩苗代川で朝鮮語の教育がおこなわれていましたが、そのときに使われていた朝鮮語学書についての研究をしています。私が研究をしていて一番喜びを感じる瞬間は、今まで誰も知らなかった新しい資料を発見したときです。外国語学部では自分の専攻する言語をきわめその運用能力を高めることをめざしますが、それにとどまらずその言語を駆使して新たな学術的知見を得ることも企図します。皆さんもじっくりと腰を落ち着けて専攻言語に向き合い、発見の喜びに出会ってください。

研究分野 朝鮮語学
キーワード 朝鮮語通詞、対馬、薩摩苗代川、司訳院、倭学訳官
研究テーマ

江戸時代に対馬や薩摩苗代川で使用されていた朝鮮語学書、同時代に朝鮮で使用されていた外国語学書の研究をしています。最近は江戸時代に日本と朝鮮の間でやりとりされたハングルの書簡や文書の収集・調査にとくに力を入れています。

代表的著作、論文等

松原孝俊・岸田文隆・許秀美・金京美・金周弼・金徳珍・金東哲・権洙用・黄文煥・小西敏夫・酒井裕美・酒井雅代・趙堈熙・鄭丞惠・中野等・朴真完・山口華代・横山恭子・梁興淑(2018) 『朝鮮通信使易地聘礼交渉の舞台裏―対馬宗家文庫ハングル書簡から読み解く』(九州大学韓国研究センター叢書3)九州大学出版会
岸田文隆(2018)「江戸時代日朝往復ハングル文書の分布」『比較日本学』43(한양대학교 일본학국제비교연구소)
岸田文隆(2017)「倭学訳官崔[王冏](伯玉)のハングル書簡よりみた易地行聘交渉」『韓国朝鮮文化研究』16 (東京大学大学院人文社会系研究科韓国朝鮮文化研究室)

所属学会、その他の研究活動等 国際訳学書学会(顧問)、朝鮮学会(幹事)、満族史研究会(幹事)、朝鮮語研究会(幹事)
担当授業 ●学部 「朝鮮語2」、「朝鮮語13」、「朝鮮語Ⅳ」、「朝鮮語学講義」、「朝鮮語学演習Ⅱ」、「朝鮮語科教育法」
●研究科目 「アジア・アフリカ言語構造論特別研究 II 」、「アジア言語構造論 II 」、「アジア言語文化表象論 III 」、「世界の言語」