准教授
篠原 学 シノハラ マナブ

フランス語専攻

shinohara.manabu.hmt@osaka-u.ac.jp

受験生へのメッセージ

近現代フランス文学を研究しています。とくに、ミラン・クンデラの小説と、20世紀フランス小説の流れに関心があります。クンデラはチェコ出身の作家で、フランス語は母語ではありません。しかし、外国語を用いて書くことは、現代文学の世界的な潮流においてはけっしてめずらしいことではありません。しかも、そこにはさまざまな必然的理由があります。みなさんには、外国語の学習・習得を通じて、外国語で思考し、表現することの今日的な意義を、ぜひ、自分なりにつかんでほしいと思っています。外国語は、母語が通じないときの単なる代替手段ではありません。それは、新しい世界のなかで自分自身と出会う、本質的な方法でもあるのです。

研究活動の紹介

近現代フランス文学を研究しています。とくに、ミラン・クンデラの小説と、それを基点として捉えることのできる20世紀フランス小説の流れに関心があります。具体的には、20世紀フランスの小説が、現代性・同時代性をどのように意識しつつ、その固有の流れを形成していったのかを明らかにしようとしています。その変遷において、チェスの対局にたとえうるような小説の遊戯的な側面と、旅行文学に代表されるドキュメンタリー的な側面が、拮抗しつつ共存する様を描き出すことに、現在は注力しています。

研究分野
近現代フランス文学
研究キーワード
20世紀フランス小説 ミラン・クンデラ 現代性・同時代性 小説とチェス 旅行
代表的著作、論文等
「小説の自立—ミラン・クンデラという「作者」をめぐって」(博士論文、東京大学大学院総合文化研究科、2017年7月)
「小説と政治的なもの—『存在の耐えられない軽さ』を再読する—」(『言語文化研究』48号、2022年3月、p. 93-112)
「ミラン・クンデラの小説実践における「近代」」(『言語文化研究共同プロジェクト/表象と文化』19号、2022年5月、p. 68-77)
所属学会、その他の
研究活動等
日本フランス語フランス文学会