教授
山本 武史 ヤマモト タケシ

英語専攻

yamamoto.takeshi.hmt@osaka-u.ac.jp

受験生へのメッセージ

私は言語の仕組み、とりわけ「音声の決まり」を扱う分野を研究しています。皆さんは英語の発音に関して次のような疑問を持ったことはないでしょうか?

・ 日本語の母音は5つなのに英語の母音がたくさんあるのはなぜだろう?
・ warp, wharf, Warnerって「ワープ」、「ワーフ」、「ワーナ〜」だと思ってたけど、英語では「ウォープ」、「ウォーフ」、「ウォーナ〜」だったんだ! でもなぜなんだろう?
・ 英語話者はなぜKobeを「コウベイ」と発音する傾向があるのだろう? Kyushuは「キューシュー」だけどKyotoは「キオウトウ」だし。えっ? Kyoceraって「カイオスィラ」なの?
・ high, night, freightではghが発音されないのにenough, draught, laughでは [f] と発音されるのはなぜなんだろう?

上のような疑問はすべて英語の「音声の決まり」を知ると答えが分かります。皆さんも外国語学部で言語の面白さを堪能しませんか?

研究活動の紹介

英語における語の音韻構造、つまり「語の発音の決まり」について研究しています。特に、強勢、つまりアクセントの位置がどのようにして決まるのかに興味があります。例えば名詞に接尾辞 -alを付けて形容詞にしたときにpérson/pérsonalでは強勢位置が変わりませんが、órigin/oríginalでは1つ、ádjective/adjectívalでは2つ、それぞれ右にずれます。これらについてはもうすでに理由が明らかにされているのですが、abdomen, applicable, inquiry, omega, omicronのように強勢位置が揺れる、つまり1つの語に複数の強勢型が見られるものもあり、その理由についてはまだよく分かっていません。また、DráculaとMedúsaの強勢の違いは説明できるのでしょうか? こんなことについて考えています。

研究分野
言語学(音韻論を中心とした分野)
研究キーワード
言語学、英語学、音韻論、音声学、形態論
代表的著作、論文等
Yamamoto, Takeshi. 2021. “A study on word-final vowel reduction in American English.” 『音声言語の研究』 15 (言語文化共同研究プロジェクト 「音声言語の研究」 2020),pp. 34-48,大阪大学大学院言語文化研究科.
山本武史. 2018. 「動詞の語強勢と形態構造―acclimateはどのように発音されるのだろうか?」.米倉綽・中村芳久(編),『英語学が語るもの』,pp. 19-42,くろしお出版.
山本武史. 2011. 「一般米語における母音体系のクラスター分析と音声教育への応用」.『音声研究』 15-1,pp. 63-72,日本音声学会.
所属学会、その他の
研究活動等
関西言語学会、日本英語学会、日本英文学会、日本英文学会関西支部、日本音韻論学会、日本音声学会、日本言語学会、International Phonetic Association