教授
石黒 暢 イシグロ ノブ

デンマーク語専攻

ishiguro.hmt@osaka-u.ac.jp

受験生へのメッセージ

 本専攻は、デンマーク語やデンマークに関することを専門として体系的に学べる、日本で唯一の専攻です。デンマークは、福祉や教育、働き方、環境など、現代社会を考えるうえで多くの示唆を与えてくれる国です。デンマーク語専攻では、語学の学習に加えて、社会や文化についても深く学びます。授業では、デンマークのニュース番組やポッドキャストなども教材として用い、生きた言葉や話題に触れながら学習を進めています。また、デンマーク人ゲストを招いた特別授業を行うこともあり、教室の中で生のデンマーク語に触れる機会があります。
 クラスは20人前後と少人数で学生同士の距離が近く、支え合いながら学べる環境があります。また、教員との距離も近く、日常的に相談や議論ができるのも特徴です。在学中にデンマークへの留学を経験する学生が多く、皆、国際的な視野を身につけて帰ってきます。
 デンマークに関心がある皆さんと学びの時間を共有できることを楽しみにしています。

研究活動の紹介

 デンマークをはじめとする北欧諸国と日本を比較しながら、ケアや介護労働のあり方を探究する国際比較研究に取り組んでいます。特に高齢者介護の現場に焦点を当て、制度や政策の違いが、ケアの実践や介護労働者の経験にどのような影響を与えているのかを明らかにしようとしています。研究方法として重視しているのは、現場に足を運び、介護職や利用者の声を丁寧に聞き取ることに加え、実際の現場に関わりながら観察を行う参与観察です。机上の理論だけでなく、現場のリアリティに根ざした視点から、「人を支えるケアとは何か」「よりよい支援のかたちは何か」を考えることを大切にしています。こうした研究を通じて、ケアに関わる人びとの声が社会や制度づくりにより反映されることを目指しています。

研究分野
社会福祉学、ケア研究、社会政策論、高齢者介護論
研究キーワード
ケア、介護、介護労働、福祉国家、ウェルフェア・テクノロジー
代表的著作、論文等
『新 世界の社会福祉 3 北欧 』(斉藤弥生, 石黒暢編著、旬報社 2019年)、『市場化のなかの北欧諸国と日本の介護ーその変容と多様性ー 』(斉藤弥生, 石黒暢編著、大阪大学出版会 2018年)
所属学会、その他の
研究活動等
日本社会福祉学会、社会政策学会、北ヨーロッパ学会、日本介護福祉学会