特任講師
Singh, Ved Prakash スィング ヴェーダ プラカーシュ

ヒンディー語専攻

受験生へのメッセージ

こんにちは。私は大阪大学でヒンディー語を教えているインド人教員です。大阪大学外国語学部では、日本人教員と外国人教員が協力して語学学習のための充実した環境を整えています。ヒンディー語専攻では、ヒンディー語やヒンディー文学とともに、インドの社会や文化を学ぶこともできます。私は学生にヒンディー語を教えることに大きな喜びを感じています。毎年ヒンディー語専攻の学生は語劇を上演し、楽しみながらヒンディー語を話すことを学んでいます。授業ではヒンディー語の文章を読むだけでなく、ヒンディー語の映画や歌を聞き、それについて学習したり歌を覚えたりもします。ぜひ一緒にヒンディー語を勉強しましょう!

授業の紹介

1年生ではヒンディー語の文字からはじめ、簡単な会話文が教えられます。会話文を通してヒンディー語の文法や、できるだけ多くの語彙を習得してもらいます。2年生にはインドに関する簡単な記事を通してヒンディー語を教えています。短い文章の作文で書く力を、簡単な動画を用いて聞く力と話す力をつけてもらっています。3、4年生では有名なヒンディー文学を読んだり、人気の映画のセリフを覚えて演じることにも挑戦してもらっています。大学院では、学生の研究テーマに関連する作品を選び、講読を行っています。

研究活動の紹介

 私の研究テーマは、1990年から2005年までのヒンディー語の短編小説の主題や表現技法にみられるグローバリゼーションの影響です。グローバリゼーションは、1990年以降の全世界的な新しい経済状況が形成される過程のことで、インドにおいてもこの頃に経済システムが変化しています。それにともなう社会や文化の変化のもとで、ヒンディー文学にも影響が見えはじめました。富を重視する価値観や新しい技術の導入によって、人間の内面にある人間性が薄れていきました。ヒンディー語短編小説の主題や表現技法におけるグローバリゼーションの影響として私が注目するのは、まるで広告のような誇大表現が多く使われるようになっていること、インターネットの到来で溢れかえる情報が小説にも集積されているように見受けられることです。

研究分野
近現代ヒンディー文学、ヒンディー語教育、日印関係
研究キーワード
近現代ヒンディー文学、ヒンディー語短編小説、旅行記、海外におけるヒンディー語教育、日印関係
代表的著作、論文等
『グローバリゼーションとヒンディー語短編小説(भूमंडलीकरण और हिन्दी कहानी)』(National Prakāśan, 2022);『わたしの日本(मेरा जापान)』(Vāṇī Prakāśan, 2025);「ギーターンジャリ・シュリーの文学における共同体間の融和と女性 गीतांजलि श्री के साहित्य में सांप्रदायिक सद्भाव और स्त्री」『外国語教育のフロンティア』第6号、2023年、39–54頁;「ヒンディー語におけるコード・スイッチングとヒングリッシュの普及हिन्दी में संकेत परिवर्तन code switching और हिंग्लिश का प्रचलन」『外国語教育のフロンティア』第5号、2022年、73–84頁。
所属学会、その他の
研究活動等
全世界のヒンディー語学習者が無料で受講できるオンライン授業を提供している団体「グローバル・ヒンディー・ファミリー(vaiśvik hindī parivār)」ではコーディネーターとして活動し、時折授業も担当しています。また「ウトサヴマンチ」という組織で、インドの文化行事を開催するお手伝いをしています。日本に住むインド人とヒンディー語やインド文化を学んでいる日本人との交流の場を提供しています。