受験生へのメッセージ
定住して暮らすことがスタンダードな現代。遊牧的牧畜が行われているモンゴル国は、自らの住居を引っ越しさせて、草資源を守るという地球上で貴重な地域です。発想の転換、近代社会を問う力、生きる意味、何よりあらゆる生き物の命の尊さを教えてくれるのが、遊牧社会です。言語と文化を勉強し、一緒に学びに行きましょう!
授業の紹介
共通教育科目:アドバンストセミナー「モンゴル遊牧民の文化を科学の言葉に翻訳する」
一年生:モンゴル語初級語学実習
二年生:モンゴル語中級語学実習
二年生以上の専門科目:「四季・遊牧」というドキュメンタリー映画を通じて、モンゴルの遊牧社会を追体験する。遊牧民女性の四季の労働を講義したり、ものづくりをすることで乳、肉、毛などの畜産物の物性を探る文化の実習をする。アジアで最初に参政権を得たモンゴルの女性史を学ぶ。国内のフィールドに出て、モンゴルにアプローチする何かをつかみ取ってくる。
研究活動の紹介
1つめは、モンゴル国バヤンホンゴル県ボグド郡ツェルゲルという遊牧社会に1989年から通い、その変化を見つめてきました。気温や降水量は30年で平均値を出すというので、自然と共に生きる人々の暮らしも、30年以上、見続ける必要があると思うからです。
2つめは、遊牧文化は女性の手によって受け継がれてきたと言っても過言ではありません。その伝統的な労働に科学の言葉で翻訳する(説明を加える)ことを試みています。
3つめは、モンゴル現代女性史です。教育を受け、都市には出ず、遊牧の共同社会に残った女性が、法の保障する個人の自由や権利を得るために、何が必要か?遊牧民女性と共に考えています。
- 研究分野
- 遊牧地域論、ジェンダー研究
- 研究キーワード
- 遊牧、フィールドワーク、畜産物の物性、女性の労働、ジェンダー
- 代表的著作、論文等
- 「ゴビプロジェクトとボグド郡の人々ー1989年から1994年ー」 バヤンホンゴル県ボグド郡設立100周年記念 学術会議、2025年
「E.チメッドツェレン先生の研究の意義ーモンゴル女性の代表D.パグマドラムの事例をもとにー」2024年
- 所属学会、その他の
研究活動等 - モンゴル研究会、日本モンゴル学会、国際モンゴル学会、日本科学者会議
