ヒンディー語専攻

聖なるガンジス川

ラーダー・クリシュナ神像

「ヒンディー語は国の言語、ナーガリー文字は国の文字。あらゆるところでヒンディー語を使おう」と書かれた張り紙。多言語社会インドならではの言語啓発。

近年、経済成長著しい南アジアの大国インドの連邦公用語であり、5億人を超える人々の母語として、文化的、政治的、社会的にも重要な意味を持つヒンディー語の教育と研究を行います。読む・書く・聞く・話す、のすべての面にわたる高度な言語運用能力を活かして、インドを中心とする現代南アジアについての一次資料を自ら収集し分析する力を身に付け、卒業後社会の多方面で活躍する人材を育成することを目指しています。

専攻語紹介

教育・カリキュラム

  1・2年次では専攻語の体系的な学習に重点を置き、文法の基礎から中級程度の読解、作文、会話力の習得のために日本人教員とネイティブ教員が協力して教授します。3・4年次では、ヒンディー語学、ヒンディー文 学などインドの文化、社会、宗教などの分野において、ヒンディー語の文献だけではなく、一部古典語を含むインド諸言語及び英語の資料をも駆使して研究するための演習の授業が開設されています。卒業論文では専任教員が自らの専門分野を中心に指導を担当します。

到達度目標はこちら

ヒンディー語専攻は、ヒンディー語を習得し、新しい可能性を秘めたインドの社会と文化の現実を、熱く学ぶ意欲を持つ皆さんを歓迎します。

理解すること

専攻語科目(1年実習) 専攻語科目(2年実習) 専攻語科目(演習)
聞くこと
  • 意味がとれるように間隔を長めにおきながら、非常にゆっくりと丁寧に発音してもらえれば、発話を理解できる。 短い簡単な指示や説明なら、大体理解できる。

相当レベル CEFR A1

  • あるテーマについて、ネイティブスピーカーがゆっくりと、しかし自由に話すことの大意が理解できる。
  • はっきりとゆっくりとした発音であれば、ごく簡単な個人や家族の情報、買い物、その地域の地理、道案内などで使用される句や表現が理解できる。

相当レベル CEFR A2.1, A2.2

  • 日常生活に関する話題で、標準的な発音で話されれば、内容をすばやく理解することができる。
  • テレビやラジオのニュース、コマーシャルなどの早いスピードで話される内容であっても、何度も聞くことによってキーワードを聞き取り、大意を理解できる。

相当レベル CEFR B1

読むこと
  • ごく短い簡単な文章を、単語や基本的な表現を一つずつ取り上げて(必要であれば読み直したりしながら)一文一節ずつ理解することができる。

相当レベル CEFR A1

  • よく用いられる日常的な言葉で書かれた具体的で身近な事柄、また平易な文体で書かれた短かい簡単な文章を辞書などの補助を借りながら、理解できる。

相当レベル CEFR A2.1, A2.2

  • 辞書を使うことによって、論文、新聞等の専門的な内容の文章、あるいは凝った表現の多い文芸作品でも、独力で読みこなすことができる。

相当レベル CEFR C1

表出

専攻語科目(1年実習) 専攻語科目(2年実習) 専攻語科目(演習)
話すこと やりとり会話への参加
  • 短い、簡単な質問をしたり、簡単な質問に答えることができる。
  • 必要性の高いことや身近な話題(例:簡単な挨拶、時間の尋ね方)について発言したり、対応することができる。

相当レベル CEFR A1

  • ネイティブスピーカーと、ほぼ支障なく日常的な会話を交わすことができる。
  • 身近な日々の事柄について、直接的で簡単な情報交換レベルのコミュニケーションができる。

相当レベル CEFR A2.1, A2.2

  • ネイティブの教員がヒンディー語で講義する専門科目の授業の内容を理解し、質疑応答ができる。
  • インドのヒンディー語文化圏において簡単な日常会話が支障なくできる。

相当レベル CEFR B1

表現一人で行う
報告など
  • ごく短い、準備して練習した言葉を用いて発表することができる。(例:自己紹介や自分や家族のこと、身近な日々の事柄)

相当レベル CEFR A1

  • 簡単な語句や文を用い、人物や普段の生活、大学生活、日課、好き嫌いなどについて、簡単な記述やプレゼンテーションができる。

相当レベル CEFR A2

  • 与えられたテーマについて、時間をかけて準備すれば、ある程度高度な内容であっても、的確なヒンディー語で表現し、誤解を与えることなく相手に伝えるプレゼンテーションができる。

相当レベル CEFR B1

書くこと
  • 文字を習得し、簡単な表現を用いて文を書くことができる。「そして」「しかし」「なぜなら」などの接続詞でつなげつつ簡単な表現を用いて文を書くことができる。

相当レベル CEFR A1, A2

  • 自分の周りにある日々のいろいろな事柄、例えば、人物、場所、家族、生活環境、過去の出来事などについて、つながりのある文を書くことができる。

相当レベル CEFR A2.1, A2.2

  • 基本的なセンテンスを組み合わせて語彙を入れ替えながら、ある程度複雑な内容の作文をすることができる。
  • 辞書を使うことによって、日本の昔話等のヒンディー語訳をすることができる。
  • 卒業論文の要旨を書くことができる。

相当レベル CEFR B2

その他

1・2年次
目標言語圏又は日本で実施されている公式語学検定試験についての概要
3・4年次
言語の応用力及び地域文化の専門的知識の習得
専攻語科目(演習)
1・2年次
3・4年次
  • ヒンディー語文化圏を中心とする多言語・多民族国家のインドの言語、文化、文学、歴史、社会について専門知識を幅広く獲得していく。
  • 卒業論文は、4年間の学習に基づいて、ヒンディー語の一次資料を中心に使うことを前提とし、言語、文学、文化の内容でテーマを設定して執筆する。

到達度評価制度とは

外国語学部では、専攻語教育に関して、2007年度より「到達度評価制度」を取り入れています。
25専攻語毎に1年次、2年次、3・4年次に分けて提示しています。
その特徴は、以下のとおりです。

  • ・言語学習の「聞き、話し、読み、書く」の4技能のうち、「話す」は「やりとり(対話)」と「表現(独話、発表等)」に分けて考え、計5項目として記述してあります。
  • ・各専攻語の提供する専攻語教育において、何が目指されているのかを示してあります。
  • ・目標の記載は、否定形を使わず「0できる」という能力表現(Can-do Statements)で記述してあります。
  • ・ここに記載されているのは、基本的に本学の専攻語プログラムをきちんと履修すれば長期留学をしなくても
    6割以上の受講生が到達できる目標と考えられています。

この到達度目標の枠組みは、欧州評議会が2001年に発表したCEFR(Common European Framework of Reference for Languages ヨーロッパ言語共通参照枠)を参照して2007年に作成され、2013年に本学外国語学部がめざす教育目標、枠組みに沿った形で全面改定を行い、内容をさらに充実させたものです。
自分の専攻語の目標を見定めて、自分の言語能力を技能別に把握しましょう。卒業時点での目標はもちろん、生涯にわたる自分の専攻語の到達目標を考えて、各段階で自分自身の納得する到達目標を立てましょう。そのような生涯学習の中の位置づけに基づき、学習目標や方法を主体的に考えて「自律的学習者autonomous learner」になりましょう。そのために上の表を活用してください。

学生生活

チャート屋台

語劇祭

 3・4年次には、北インドのヒンディー語圏への留学を希望する学生も多く、協定校であるデリー大学には、毎年数名の学生が奨学金を得て留学しています。
また、学内で開催される発表会では、近隣のインド人コミュニティの方々をお迎えし、有志による語劇や学生によるヒンディー語のスピーチなどが披露されるなど、学生たちは精力的に活動しています。

教員紹介

卒業後の進路

 商社、金融、製造業、官公庁など、さまざまな分野で本専攻の卒業生が活躍しています。これまでにも、多くの学生がヒンディー語の語学力を活かし、外務省やインドに拠点をもつ企業に就職してきました。また、本学や他大学の大学院に進学する学生もいます。

専攻のホームページ