平成13 年度 ウルドゥー語専攻内行事

4 月9 日 入学式

4 月11 日 新入生研修 午前10 時より,インド航空大阪支店長によるインドの歴史と文化に関する講演会が催され、その後インド政府観光局製作によるビデオ鑑賞の後、学生との質疑応答がありました.

4 月12 日 授業開始

4 月19 日 モ ントリオール大学言語学のラージェンドラ・スィング教授が本学を訪問され、「カナダにおける南アジア研究と南アジア系移民」に関する講演をしていただきました。教官と学生20 名による質疑応答の後も、懇談会が催されました。

5 月10 日 ウ ルドゥー語専攻の新入生歓迎会が学内合宿所で開催されました。例年通り、2 年生が手作りのカレーで新入生を歓迎しました。

5 月24 日 サ ン・ホセ大学のアータムジート・スィング教授が本学の招聘プログラムで来学され、「北アメリカにおけるスィク系移民の実態」に関する講演をされました。教官や学生との質疑応答もあり、同夜にはタバッスム教授宅で教官・学生数名との懇親会が開かれました。

6 月4 日 ジャワ‐ ハルラール・ネルー大学日本学のK.V.ケサヴァン教授が本学を訪問されました。教官や学生と昼食をとりながら意見交換が行なわれました。

6 月14 日 『基礎ウルドゥー語』等の著者としても知られる鈴木斌東京外国語大学名誉教授が本学を訪問され、また京都大学大学院博士課程に留学中のムジャーヒド・アーラム氏、イシュティヤ‐ ク・アフマド氏、大阪大学大学院の留学生グリスターン・ラージャ氏、神戸大学大学院留学中のカーズィー・ジャミール氏、姫路獨協大学に留学中のナヴィード・アーズミー氏も来学されて、ヒンディー・ウルドゥーの教官やウルドゥーの学生数十名との懇親会が催されました。留学生や教官がウルドゥーの詩を披露したり、ウルドゥーの歌を歌ったりして大変楽しい交流会が開かれました。

11月9日 アーフターブ・セート在日本インド大使とヨゲーシュワル・ヴァルマー神戸インド総領事が本学を訪問され、留学生日本語教育センターで講演会が開催されました。演目は「インドの諸宗教について」で、インド国内の宗教事情やその思想的特徴に関する1時間ほどの講演の後、質疑応答がありました。その後大使は教官との昼食会にのぞまれた後本学図書館を視察され、ヒンディー語の語劇を観賞されました。

12月1日 神戸のインドクラブにおいて、大阪外国語大学ヒンディー語と東京外国語大学ウルドゥー語の学生有志による語劇上演され、インド人など200人の観客が楽しみました。本学ウルドゥー語の学生も多数観劇し、劇の後は東京外国語大学の学生諸君との交流を深めました。

12月14日 午後7時より、本学A棟416大教室において、ウルドゥー語専攻2年生有志によるウルドゥー語喜劇「ケチ(Kanjus)」が上演されました。練習不足など数多くの反省点を残しながらも、50名近くの観客にお越しいただきました。

3月11日 来日中のパンジャーブ大学オリエンタル・カレッジ・ウルドゥー語学科のラフィーイウッディーン・ハーシミー教授(前主任教授)が、大東文化大学国際関係学部の片岡弘教授と共に来学され、ウルドゥー語教官と学生有志との意見交換を行ない、図書館のウルドゥー語蔵書を視察されました。ハーシミー先生はパキスタンの建国詩人イクバールの研究のみならず、イスラーム復興運動の代表的思想家マウドゥーディーの研究でも知られています。

3月14日 本学ウルドゥー語学科卒業生で、現在在パキスタン日本国大使館に勤務中の中野勝一氏が訪問され、教官と最近の南アジア情勢等に関し意見交換を行ないました。

3月25日 ケンブリッジ大学東洋学部のヒンディー語講師フランチェカ・オルスィーニ先生が来学され,教官,学生有志との昼食会に臨まれました。

3月27日 卒業式

平成12 年度 ウルドゥー語専攻内行事

4 月11 日 入学式

4 月12 日 新入生専攻語別説明会、 3 ,4 年生説明会

4 月13 日 専攻語別研修

4 月20 日  京都大学の博士課程で研究中のアーファーク・フサインAaafaaq Husain 氏が昨年に引き続き来学され、学生有志との意見交換会が催されました.

7 月7 日  本学インド語学科卒業生の中野勝一(在ローマ日本国大使館一等書記官)がお見えになり、教官及び大学院生と最近のパキスタン情勢に関し意見交換がありました.

10 月24 日  外務省の招聘プログラム(オピニオン・リーダー)で来日中の、パキスタン最大のウルドゥー語日刊紙Jang の編集主幹、ガーズィー・サラーフッディーンMr.Ghaazii Salaah al‐ Diin 氏が大阪外国語大学を表敬訪問されました。ガーズィー氏は副学長への表敬訪問・意見交換のあと、ウルドゥー語3 ,4 年の授業を見学され、学生のウルドゥー語による質問に対して、一つ一つ丁寧に答えてくださいました。授業後も共同研究室で大学院生を交えての懇談の場を設け、夜はタバッスム先生のご自宅で教官との夕食会となりました.ガーズィー氏は来日前より本学ウルドゥー語専攻への訪問を希望されており、今般の来学の模様は、11 月20 日付Jang 紙日曜版に、学生との写真を大きく掲載した記事となって紹介されました.

10 月30 日 卒業論文題目提出期限.

11 月14 日 姫路獨協大学に留学中のナヴィード・アーズミーNaviid A'zmii 氏が来学され、1 ,2 年生との懇親会が催されました.

11 月19 日 大学祭(間谷祭)において、ウルドゥー語専攻の学生有志によるウルドゥー語劇「ジャームンの木Jaamun kaa peR 」(原作:クリシャン・チャンダル)が上演され、ウルドゥー語専攻の卒業生5 名の他に、関西地区在住の20 名以上のパキスタン人がお見えになりました.本作品は数十年前に執筆されたものですが、一昨年脚色を加えて上演され、パキスタンの演劇賞を得たものです。 上演後、共同研究室でパキスタン人との懇話会が模様され、劇中に披露された詩句のアンコールが出て、賑わいました.

12 月20 日 現・東京外国語大学外国人教師で、パキスタン・パンジャーブ大学オリエンタル・カレッジのウルドゥー文学部長であられたスハイル・アフマド・ハーンSuhail Ahmad Khaan 先生が、一時帰国前に大阪にいらっしゃり、タバッスム先生のご自宅で教官と夕食をご一緒になりました。 一昨年、本学の学生4 名がオリエンタル・カレッジに私費留学した際に大変お世話になったお方です。 夕食時の話題は最近ラーホールを賑わしている、『ガーリブ詩集』Diiwaan‐ e Ghaalib の写本を巡る論争や、文学同好会「ハルカーエ・アルバーベ・ゾウク」Halqa‐ e Arbaab‐ e Dhauq の存続問題でした。 本学のタバッスム先生とスハイル先生はオリエンタル・カレッジの同僚であったばかりでなく、文学同好会の主要メンバーとして活躍された方です。

1 月18 日 本学インド語学科第1 期生のご卒業で元ムンバイ総領事の武藤友治(現さくら総合研究所顧問)様が本学を訪問され、午後1 時から約2 時間、大学記念会館において講演をしてくださいました、武藤先輩は外交官時代に蒐集された貴重なインドの書籍を本学に寄贈され、これが現在の「武藤文庫」となっています.ご講演でのお話は学生時代の思い出話から現在のインドが抱える国内外の諸問題にわたり、教官・学生にとって大変興味深く、刺激あるものでした.

1 月18 日 卒業論文提出期限

1 月24 日  本学インド語学科第13 回卒業生(昭和40 年)の上羽正明様が、同級生の溝上富夫教授(ヒンディー語専攻)をお訪ねに来学され、ご自身が蒐集されたウルドゥー語の書籍80 冊を本学研究室にご寄贈くださいました。書籍は辞書、文学作品、イスラーム及びキリスト教の宗教書が中心で、特に1970 〜80 年代の宗教関係のパンフレットは、パキスタンのイスラーム化政策の時期と重なっており、貴重な資料として研究室に収蔵させていただくことになりました。

1月29日〜2月9日 学年末試験

2月13日〜19日 卒業論文試問

3月27日 学位記授与式(卒業式)


平成11 年度 ウルドゥー語専攻内行事

4 月12 日  外務省の招聘で来日中であった、パキスタン教育省のサフダル・マフムードSafdar Mahmud 政務次官が来学されました.学長への表敬訪問の後、教官及び学生との懇談に臨まれました.同氏は、行政官としてよりも、寧ろパキスタン政治史の権威として、多数の著作を記しておられることで知られており、懇親会でのお話の内容は学生のみならず教官にも大変有意義なものとなりました.大学院生の質問に対しては、ご帰国後関連資料をご恵送くださいました.来学当夜は、タバッスム先生のご自宅で教官・院生を交えての夕食会となり、活発な意見交換がなされました.なお、本専攻への訪問は、10 年度のキシュワル・ナーヒードKishwar Naahiid パキスタン文化庁長官に続くものでした.

4 月22 日 京都大学博士課程に留学中のアーファーク・フサインAafaaq Husain 氏が来学され、学生との懇話会が催されました.アーファーク氏は、パキスタンの教育の現状について詳しく説明してくださいました.

6 月9 日 JICA の研修生として文化財の補修技術を勉強中のラーシドRaashid 氏が来学され、3 ,4 年生を対象に、パキスタンの文化財に関する興味深いお話をしてくださいました.

11 月 大 学祭(間谷祭)において、ウルドゥー語専攻学生有志によるウルドゥー語劇「泥の人形Matti kii Guriyaa 」が上演されました.本ウルドゥー語専攻の語劇は一昨年、昨年連続上演した喜劇「アリフとヌーンAlif Nuun 」に引き続くものでした.

3 月27 日 卒業式。本年度ウルドゥー語専攻の卒業生数は16 名でした。また、大学院言語社会研究科博士前期課程アジア・アフリカコースでは1 名の修了者がありました。


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