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○基本情報
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2006年4月25日に公表された新閣僚名簿
閣僚名簿


○最新情報
2006年
9月11日
○パキスタンなどのASEMへの加盟を正式承認
 パキスタン、インドなど6カ国のASEM(Asia-Europe Meeting: アジア欧州会合)への正式加盟が、ヘルシンキ(フィンランド)で開催されたASEM第6回首脳会合で決定した。(ASEMホームページ)
 
9月9日
○印パ首脳会談実施へ
 インド政府高官の話として伝えられるところによると、9月15〜16日にハバナ(キューバ)で開催される非同盟諸国会議首脳会合の場で、シン印首相とムシャッラフ大統領が首脳会談を実施することになった。実現すれば、ムンバイーでの列車爆破テロ事件以降初めてとなる。(9日付国内各紙電子版)
 
○ハーン博士の手術が成功
 前立腺ガンのため、カラーチー市内のアーガー・ハーン病院で治療を受けていたアブドゥル・カディール・ハーン博士が手術を受け、成功したと医師団が発表した。(11日付国内各紙電子版)
 
9月7日
○東京外国語大学生がウルドゥー語による「はだしのゲン」公演
 カラーチー市内で、東京外国語大学の学生による「はだしのゲン」が上演された。昨年のインド公演に続くもので、カラーチーのあと、イスラーマーバードおよびラーホールでも上演される。(8日付国内各紙電子版)
 
9月6日
○ムシャッラフ大統領がアフガニスタンを訪問
 ムシャッラフ大統領がアフガニスタンを2年ぶりに訪問し、カルザイー・アフガニスタン大統領と首脳会談を実施した。アフガニスタンでのテロ事件多発を受け非難合戦を行っている両国が、会談を通して対テロ協力関係を構築することが目的である。(7日付国内各紙電子版)
 
8月29日
○首相不信任案を反対多数で却下
 下院議会は、汚職疑惑や貧困対策失敗などを理由に野党勢力が提出していたアジーズ首相に対する不信任動議を反対多数で却下した。2007年に総選挙を控え、野党各党が結束力を示そうとしたが、賛成票は136票にとどまり、却下された。(29日付The News International紙電子版)
 
8月27日
○ナワーブ・アクバル・ブグティー氏が戦闘で死亡
 バローチスターン州クエッタで、反政府武装勢力と治安部隊との間で衝突が発生し、ブグティー族の指導者であるナワーブ・アクバル・ブグティー氏が戦闘中に死亡した。この事件を受け、クエッタ市内では支持者らによる抗議デモが発生した。(27日付The News International紙電子版)
 
8月22日
○ハーン博士が前立腺ガン
(イスラーマーバード) パキスタン政府は、「核の闇市場」を構築したアブドゥル・カディール・ハーン博士が前立腺ガンを患っていると発表した。(23日付国内各紙電子版)

8月16日
○ラーシド・ロウフ容疑者の身柄を英国政府が引き渡し要請
(イスラーマーバード) 英国対テロ対策当局が、パキスタン国内で逮捕されたラーシド・ロウフ容疑者の引き渡しを要請するため、パキスタンに到着した。英パ間には犯罪者引き渡し条約は結ばれていないが、同容疑者が英国籍であることから英当局が引き渡しを要請しているもの。シェールパーオ内相は、両国間で話し合いを行い、同容疑者の処遇を決定するとの意向を表明している。(17日付DAWN紙電子版)

○駐印大使を任命へ
(イスラーマーバード) パキスタン政府は、新駐印大使として、シャーヒド・マリク現駐カナダ大使を当てる人事を内定し、ムシャッラフ大統領、アジーズ首相らの了解を取った。現在インド政府に対し了承を得る手続きに入っている。アジーズ・アフマド・ハーン現大使(前職は外務省報道官)はインド政府からの了承があるまで現職にとどまる。また、リファート・マスウード現SAARC局長をインド大使館政務担当参事官に起用する人事も明らかになった。(17日付DAWN紙電子版)

8月11日
○外務省が氏名を公表
 パキスタン外務省は、国内で拘束したパキスタン系英国人2人のうち1人の氏名をラーシド・ロウフ(Rashid Rauf)だと公表した。パキスタン国内では7人が逮捕されている。テロ未遂事件を受け、パキスタン国内の空港でも荷物検査が強化され、特に国際線では機内持ち込み荷物が厳しく制限されている。(12日付BBC South Asia)

8月10日
○英での爆破テロ未遂でパキスタン人を拘束
 タスニーム・アスラム外務省報道官が、記者会見で、英国での航空機爆破テロ未遂事件に関連してパキスタン国内で数名の容疑者が拘束されたと発表した。同報道官は、今回のテロ阻止に関連してパキスタンも重要な役割を果たしたと付け加えるとともに、カラーチーおよびラーホール市内で数名が拘束されたことを示唆した。(11日付BBC South Asia)
 
8月7日
○アーザード・ジャンムー・カシュミール内閣が発足
 (ムザッファラーバード) アーザード・ジャンムー・カシュミールで16人の新閣僚が宣誓を行い、新内閣が正式に発足した。7月11日の立法議会(Legislative Assembly)議員選挙実施を受けたもので、各選挙区から選出され、女性1人を含んでいる。閣僚名簿は、こちらから。(8日付DAWN紙電子版)
 
8月5日
○インド人外交官に退去命令
 タスニーム・アスラム外務省報道官が、イスラマバードに駐在するインド人の査証担当領事に対し、外交官として不適切な行為に関与したとして退去命令をくだした。これに対し、インド外務省もデリーに駐在するパキスタン人外交官(政務担当参事官)1人に対し退去命令をくだした。外交官の追放は信頼醸成対話開始以降では初めて。(6日付朝日新聞電子版)
 
○マルダーンで橋が崩落
 モンスーンによる豪雨のためマルダーン(北西辺境州。イスラマバードからは約100km)で橋が崩落し、豪雨の様子を見に来ていた約60人が死亡した。水に落ちた人は100人以上いると見られ、今後も死者が増加する可能性がある。(6日付CNN日本語版)
 
7月31日
○パキスタン中央銀行が公定歩合を引き上げ
 パキスタン中央銀行(State Bank of Pakistan)が公定歩合を0.5%引き上げ、年9.5%とした。改定は2005年4月以来で原油等の高騰を受けインフレ抑制を目指すもの。パキスタンの消費者物価指数上昇率は2005会計年度(2005年7月1日〜2006年6月30日)は7.92%を記録し、中銀としてはこれを6.5%以下に抑えたいとしている。(31日付日本経済新聞電子版)
 
○パキスタンとインドの外務次官が協議
 ダッカ(バングラデーシュ)で、ムンバイでの列車同時爆破テロ後初めて印パ両国の外務次官が協議を行った。席上、一時的に延期された信頼醸成対話の継続やテロ情報の共有で考えが一致したが、信頼醸成対話再開に向けた具体的な日程は決まらなかった。(8月1日付日本国内各紙電子版)
 
○中国が受注したセメント工場が稼働
 中国材料科工集団公司傘下の中国建材対外公司が受注した、パキスタンのチャクワール・セメント工場の第1期工事が竣工し、生産を開始した。同公司がこれまでに海外で受注した最大のセメント生産ラインで、年産5500トン以上のラインがパキスタンにできるのは初めて。竣工式にはムシャッラフ大統領が出席し、第2期工事の定礎も行った。(8月2日付朝日新聞電子版)
 
7月30日
○カシミールの交易路1カ所を無期限閉鎖へ
 パキスタンとインドの軍当局者が話し合いを行い、パキスタン側がウリ(インド)とシリコート(パキスタン)を結ぶルートを無期限に閉鎖すると通告した。同ルートは2005年10月のパキスタン北部大地震を機に住民の往来が許可された5ルートの1つで、ムンバイでの列車同時爆破テロをきっかけに両国関係が悪化していることを示しているものと見られる。(31日付日本国内各紙電子版)
 
7月29日
○ホンダがシビックの販売を開始
 ホンダアトラスカーズは、パキスタン国内で乗用車シビックの販売を開始した。月1000台の生産を目指し、トヨタ・カローラなどに対抗する。2006年6月期のパキスタン国内での乗用車販売は15万5000台で前年同期比20%強の伸びを示し、インドを上回る成長をしている。現在ホンダのパキスタンでのシェアは18%で業界3位。(29日付日本経済新聞電子版ほか)
 
7月24日
○パキスタンが重水炉を建設か
 24日付米ワシントン・ポスト紙が、パキスタンのフッシャーブ(パンジャーブ州)で重水炉の建設が進められ、完成間近であると報道。同記事は、年間40〜50個分の核兵器製造が可能なプルトニウム生産能力を有すると説明。
 また、パキスタン外務省のタスニーム・アスラム外務報道官は、定例記者会見での質問に答え、重水炉建設を認める発言を行った。(24日付国内各紙電子版)
 
7月21日
○ムンバイの列車同時爆破テロで容疑者逮捕
 ムンバイの列車同時爆破テロで容疑者3人が逮捕された。インドのテロ対策特別チームは、パキスタンの関与が判明したと言明したが、事件に関与した具体的な組織名には言及しなかった。これまでに6人を拘束したが逮捕者は初めて。(22日付国内各紙電子版)

7月14日
○外務次官級協議を延期
 ムンバイ市内での列車同時爆破テロを受け、インド政府は20日から予定されていた印パ外務次官級協議および外相会談の延期を決定した。協議再開の予定は立っていない。この日事件現場を訪問したマンモーハン・シン印首相は、「越境してきたものが支援している」とパキスタンの関与を示唆する発言を行った。(15日付国内各紙電子版)

7月11日
○ムンバイでの列車同時爆破テロ発生
 ムンバイから郊外に向かう列車内で相次いで爆弾が爆発し、計135人が死亡したと警察当局が発表した。爆弾は5本の列車で7個がほぼ同時刻に爆発した模様で、夕刻の帰宅ラッシュ時を狙ったものと見られる。インド政府はパキスタンの関与を示唆している。(12日付国内各紙電子版)
 
7月10日
○アフマド・ナディーム・カースミー氏死去
 ウルドゥー文学界重鎮の1人であり作家・詩人など多くの肩書きを有するアフマド・ナディーム・カースミー氏がラーホール市内の病院で亡くなった。享年89歳。90歳の誕生日を目前に控え、数日前から体調を崩し入院していた。(10日付DAWN紙電子版速報)
 
○パキスタン国際航空機が墜落
 正午ごろ、ムルターン発イスラマバード行きPK-688便がムルターン空港を離陸して約2分ほどで空港近くの畑に墜落した。乗員乗客あわせて45人が搭乗しており、全員が絶望という。何らかのトラブルによる墜落と見られ、テロの疑いはないと、地元警察当局が発表した。詳しい原因は調査中。(10日付The News International紙電子版速報、11日付日本国内各紙など)
 
○アトラス・ホンダが二輪車用新工場を稼働
 アトラス・ホンダ(合弁会社)はラーホール市内の敷地内に二輪車用新工場を建設し、稼働を開始した。パキスタン国内の二輪車市場は2005年の50万台から2006年には80万台まで拡大すると見られることから24.4億ルピーを投資し、新工場建設に踏み切ったもの。同工場の年間生産能力は50万台に拡大した。(10日付HONDA社プレスリリース)
 
ライス国務長官訪パ 6月26日
○ライス米国務長官がパキスタンを訪問へ
(ワシントン) パキスタンとアフガニスタンとの関係がぎくしゃくしていることを念頭に、ライス米国務長官がパキスタンを訪問する。滞在中、カスーリー外相らと会談し、アメリカがパキスタンによる対テロ対策を強く支持していることを印象づける予定。滞在後、ライス米国務長官は、G-8経済相会議が開催されるロシアへ向かう。(27日付DAWN紙電子版)

6月20日
○ラーワラーコート・プーンチ間のバス運行開始
 ムザッファラーバード・スリーナガル間に続き、ラーワラーコート・プーンチ間のバス運行が正式に開始された。チカン・ダ・バーグ(Chikan Da Bagh)ではソニア・ガーンディーインド国民会議派総裁が運行開始式典に出席した。(20日付BBC Urdu.com)
 
6月13日
○ムシャッラフ大統領が上海入り
(上海) 15日から開催される上海協力機構(Shanghai Cooperation Organisation)首脳会議出席のため、ムシャッラフ大統領が上海に到着した。内相、中銀総裁らが同行している。胡錦涛中国国家主席の特別招待を受け、オブザーバーとして首脳会議に初参加するもの。インド、モンゴルも同様に参加。(14日付The News International紙電子版)

6月5日
○新年度予算案発表
(イスラーマーバード) ウマル・アイユーブ・ハーン財務担当国務大臣が、2006-07年度予算案を国会で発表した。総額1兆5000億ルピーで、現行会計年度予算から約22%の伸びを示している。また国防費は2501億ルピーあまりで4.65%の伸び。2007年には下院議員選挙が実施されることも考慮した予算であると説明した。(6日付DAWN紙、The News International紙電子版)

5月29日
○インド、パキスタンにテロ中止を求める
(イスラーマーバード) 2日間にわたって行われた内務次官会議で、インドはパキスタンが占領しているカシミールを管理している60近くの過激派キャンプ地に触れ、「越境テロ」を確実に止めさせるよう求めた。
一方パキスタン側は、パキスタンでのテロ行為に在アフガニスタン・インド領事館が関わっているという証拠の文書を提出する予定だと、メディアが報じている。(30日付Sify News電子版)

5月28日
○北ワジーリスターン管区内で戦闘
 パキスタン北部にある北ワジーリスターン管区のアフガニスタン国境付近で、車が爆発し国防省職員2人が殺害された。自爆テロと見られる。また、ミール・アリーの市場では前部族長マリク・タフティー・ハーンが軍によって射殺された。この攻撃で、少なくとも3人が死亡し数人が負傷した。
 マリク・タフティー・ハーンは有力なジャーニーヘール族のリーダーであり、ここ3年間ワジーリスターン管区でイスラム過激派と争っていた。(28日付BBC South Asia)

5月27日
○日本が対パキスタン円借款再開へ
(イスラーマーバード) 日本政府がパキスタンに対し5億ドルの円借款を再開することを決定した。1998年5月の核実験実施以降「経済措置」として新規事業への供与を停止していたが、2005年10月の地震では2億ドルの緊急支援を実施した。再開は次会計年度からで、国際協力銀行を通じて供与する。(28日付DAWN紙電子版)

5月22日
○北西辺境州知事が交代
(イスラーマーバード) パキスタン政府は、アリー・ムハンマド・ジャーン・オーラクザイー退役中将を、北西辺境州知事に任命することを決定した。ハリールッ・ラハマーン現知事が21日に辞職願を提出したことを受けたもので、オーラクザイー退役中将はペシャーワル軍団長を歴任している。(23日付DAWN紙電子版)

5月21日
○中国とパキスタンが国交樹立55周年
 ムシャッラフ大統領と胡錦涛中国国家主席が、両国の国交樹立55周年に際し、祝電を交換した。ともに祝電の中で、今後も2国関係がいっそう発展することを望む旨述べた。(21日付中国国際放送日本語版ホームページ)
 
5月11日
○アズィーズ首相が外遊に出発
(イスラーマーバード) アズィーズ首相が、インドネシア、ギリシャ(14〜16日)、リビア(17〜18日)、モロッコ(19日)、エジプト(20日〜)への外遊に出発した。インドネシアではバリ島で開催されるD-8サミットに出席し、パキスタン代表を務める。訪問先では2国間関係を中心に首脳会談をそれぞれ実施し、関係、協力体制の強化を図る。21日に帰国の予定。(12日付DAWN紙電子版)

5月2日
○パキスタンとアフガニスタン、アメリカが合同軍事演習を開始
 パキスタン外務省報道官が、北西辺境州内で、パキスタンとアフガニスタン、アメリカの3カ国が合同軍事演習を開始したと発表した。同演習は10日間程度継続される予定。(3日付パキスタン各紙)
 
○ハーン博士らへの取り調べが終了と発表
(イスラーマーバード) アスラム外務省報道官が記者会見で、アブドゥル・カディール・ハーン博士を中心とした「核の闇市場」に関する取り調べを終了した、と発表した。会見で、パキスタンはIAEAや米国と必要な情報は共有し、先週のムハンマド・ファールーク博士の釈放により、パキスタンとしては全ての調査を完了したと認識していると発言した。また、同博士らの尋問を米国などに許可する意志がないことをあらためて確認した。(3日付DAWN紙電子版)

○アル・カーイダ幹部拘束を発表
(カーブル) 米国当局が、2005年11月にバローチスターン州クエッタ市内でムスタファー・セトマリアン・ナサルというシリア国籍(スペイン国籍も保有)の容疑者を拘束していたことを公表した。同容疑者はアル・カーイダ幹部とみられ、アフガニスタン国内の訓練キャンプを通じヨーロッパ各地でのテロに関与していたとみられる。(3日付DAWN紙電子版)

4月29日
○パキスタンがシャーヒーンU型ミサイルの発射実験実施
(イスラーマーバード) パキスタン軍が、地対地長距離弾道弾ミサイルのシャーヒーンU型ミサイル(開発名称ハトフY)の発射実験を実施し、成功したと発表した。射程は2500kmで、インドの主要都市は全て射程内に収まり、核を含むあらゆる種類の弾頭を搭載可能だという。同ミサイルの発射実験は2005年3月以来13カ月ぶり。(30日付The News International紙電子版)

4月25日
○アズィーズ首相が内閣を改造。閣僚は38人へ拡大。
(イスラーマーバード) 2007年に総選挙を控え、アズィーズ首相が内閣改造を発表した。今回の改造では閣僚(閣内相)が33人から38人に増え、国務大臣(閣外相)も24人となり、パキスタン史上最大級の内閣となった。シェイフ・ラシード情報相が鉄道相に横滑りし、新情報相にはムハンマド・アリー・ドゥッラーニー首相特別顧問(上院議員)が就任した。(26日付The News International紙電子版)
新閣僚名簿はこちらから。

4月23日
○40年ぶりにインド映画を公開
(イスラーマーバード) 1965年の第二次インド・パキスタン戦争後公開が禁止されていたインド映画の公開がラーホール市内で約40年ぶりに再開された。今回公開されたのは1960年制作の「Mughal-e Azam」。この映画に続いて2005年制作の「Taj Mahal」の公開が決定している。ただし、パキスタン政府はインド映画の全面解禁については否定している。(24日付国内各紙報道より)

4月16日
○イスラーマーバード市で鳥インフルエンザ感染を確認
 食糧省当局が、イスラーマーバード市郊外スィハーラー地区でH5N1型鳥インフルエンザへの感染を確認したと発表した。感染が発覚した養鶏場ではすべての鶏が処分された。現時点では、パキスタン国内でヒトへの感染は確認されていない。(16日付BBC Urdu.com)
 
4月11日
○カラチ市内で爆破事件
 カラチ市内中心部に位置するニシュタル・パーク(Nishtar Park)内でムハンマド聖誕祭(Eid Miladun Nabi)を祝っている最中に爆弾が爆発し、これまでに市民が少なくとも57人が犠牲になったことが確認された。負傷者は100人以上に上るとみられる。シェールパーオ内相や警察当局は自爆テロとの見方も示しているが、犯行声明等は出ておらず、事件の背景は不明のまま。聖誕祭はスンナ派が中心となって行われていたため、事件後、興奮したスンナ派が市内でバスなどに火を放つなどの行動に出た。鎮圧にはレインジャー部隊が出動している。(12日付BBC Urdu.com速報、The News Internatioanal紙電子版速報)
 
4月4日
○アズィーズ首相が訪米
(ニューヨーク) アズィーズ首相が国連改革に関する会議出席のため、ニューヨークに到着した。滞在期間は3日。アズィーズ首相は、モザンビークの首相らとともに会議の副議長を務める。その後、スペインを訪問し国連機関の執行委員会に出席する。(5日付The News International紙電子版)

4月2日
○被災地域の本格的な再建開始へ
 パキスタン政府は、2005年10月の大地震でもっとも被害が大きかったバーラーコート(Balakot)の街をこれまでとは別の場所に再建することを決定した。震災前の同市の人口は約30万で、詳細な場所等は未定。また、政府は4月7日から、本格的な被災地の再建を開始することを決定した。(2日付BBC South Asia)
 
4月1日
○パキスタンとスリ・ランカが関係強化で合意
(イスラーマーバード) パキスタンを訪問中のラージャーパクセー・スリ・ランカ首相が、イスラーマーバード市内でアズィーズ首相と会談し、防衛、経済分野での関係を一層強化することで意見が一致した。また、南アジア地域協力連合(SAARC)の一層効果的な活用をすべきとの点でも合意に至った。(2日付DAWN紙電子版)

3月29日
○ハルカトゥル・ムジャーヒディーン指導者を襲撃
 モウラーナ・ファズルッ・ラハマーン・ハリール(Maulana Fazal-ur Rehman Khalil)ハルカトゥル・ムジャーヒディーン代表が、夕刻、イスラーマーバード郊外のモスクの前で何者かに襲撃され、負傷した。スルターン・スィヤー同団体報道官は、ラーワルピンディー市内の病院に運ばれたものの重体であると説明した。事件の背後関係等は不明。(29日付BBC South Asia)
(解説) この団体は、アフガニスタンからのソビエト撤退後にハリール代表により結成されたもので、当初は「ハルカトゥル・アンサール」と称していた。1994年には米国務省からテロ組織との認定を受けて以降、団体名を現在のものに変更して活動を継続していた。2001年にはムシャッラフ大統領が活動禁止処分を下している。

3月21日
○パキスタン軍がバーブル・ミサイル発射実験実施 (イスラーマーバード) パキスタン軍がバーブル・ミサイル(開発名称HATF VII)の発射実験を実施し、成功したと発表した。同ミサイルは射程500kmで、核を含むあらゆる種類の弾頭を搭載可能の巡航ミサイルで、同型の実験は2度目。ムシャッラフ大統領も実験を見学した。(21日付The News International紙電子版速報)

3月19日
○デーラ・イスマーイール・ハーンで爆弾が爆発
(デーラ・イスマーイール・ハーン) 北西辺境州のデーラ・イスマーイール・ハーン市内で警備中の警官の車両近くで爆弾が爆発し、車に乗っていた警官3人と付近の住民4人が死亡した。デーラ・イスマーイール・ハーンは、連邦直轄部族地域の南ワジーリスターンに隣接しており、今回の事件も部族地域との関係が背景にあるとみられる。(19日付CNN International Asia版)

3月15日
ジャラーラーバード・ペシャーワル間のバス運行開始
(ペシャーワル) アフガニスタンのナンガルハール州州都ジャラーラーバードと北西辺境州ペシャーワルを結ぶバスの運行が始まり、第1便がペシャーワルに到着した。ジャラーラーバード、ペシャーワル双方から毎日6便ずつのバス運行が予定されており、交流強化への期待がもたれている。今回の運行は試験的なもので、パキスタン側からは17日にジャラーラーバードに向け運行される。定期便運行は4月半ばに開始される予定で、料金は300パキスタン・ルピー。(15日付Afghan Online Press)

3月12日
○新たに選出された上院議員50人が宣誓、上院議長、副議長を選出へ
(イスラーマーバード) 任期満了に伴う上院議員選挙で新たに選出された50人が、宣誓を行い、それに引き続き上院議長、副議長の選出を行う。与党はムハンマド・ミヤーン・スームロー現上院議長を推薦することを決定しており、単独過半数(定数100に対し58)を占めるため、再選が見込まれている。(12日付The News International紙電子版)
(解説) パキスタンの上院の定数は100で、任期は6年。3年ごとに半数の改選が行われるが、前回の選挙では100人全員が新たに選出されたため、今回は抽選により改選される議員が決定されていた。
 パキスタンでは1999年10月にムシャッラフ陸軍参謀長(当時。現大統領)による無血クーデター後、最高裁が3年以内の民政復帰を決定していた。その決定に従い、2002年10月には下院議員選挙が、同年11月には上院議員選挙が実施され、形式上は民政復帰を果たした。今回の上院議員選挙は憲法に従い、半数が改選されることになったもの。下院議員選挙は2007年に予定されている。

 
3月9日
○パキスタンがアフガニスタン国境にフェンス設置、地雷埋設を検討
(イスラーマーバード) シェールパーオ内相が、アフガニスタン領内からの過激派などの流入を防止する最終的な手段として、アフガニスタンとの国境にフェンスを設置し、地雷の埋設を検討する可能性を示唆した。カルザイー・アフガニスタン大統領がパキスタン訪問時に、ムシャッラフ大統領に手交した過激派に関する情報が古いものだったことが、両国の関係に影響を与えているとみられる。(10日付The Daily Times紙電子版)
(解説) ブッシュ米大統領の訪問時にも、パキスタンの対テロ協力が不十分であると指摘されており、その矛先がアフガニスタンに向いたものと考えられる。連邦直轄部族地域(FATA)では、パキスタン国軍も十分な活動ができておらず、過激派の温床になっていると以前から指摘されている。

3月8日
○バサント:負傷、死亡の場合は「反テロ法」を適用
(イスラーマーバード) 3月12日にラーホール市でバサントを迎えるが、パルヴェーズ・イラーヒー・パンジャーブ州知事が、バサントの際に、負傷させたり死亡させたりした場合、「反テロ法(Anti-Terrorism Laws)」を適用することを発表した。春の到来を祝うバサントはラーホールをはじめとするパキスタンやインドの風物詩の1つとなっているが、毎年ガラス粉などを塗った凧糸のためケガをしたり死亡したりする事件が頻発しており、州政府がバサントの時期15日間以外にはたこを揚げることを禁止している。(8日付Reuter)
(解説)バサント(basant)は、毎年2月半ばに春の到来に合わせ行われる凧揚げで、ガラスやエナメルを塗った糸を使うことにより、相手の凧を落とす遊びが行われてきた。しかし、近年その糸が原因でケガをしたり死亡したりする事件が頻発していることから、州政府がそうした糸の販売を禁止するとともに、凧を揚げる時期を限定するなどの対策を講じた。なお、2006年については、2月第1週に「アーシューラ(シーア派ムスリムによるフサイン殉教を悼む行事)」が重なったこともあり、3月まで実施が延期された。

3月6日
○印パ信頼醸成対話日程を公表
(イスラーマーバード) パキスタン政府は、印パ信頼醸成対話(第3ラウンド)の日程を発表した。概要は以下のとおり。
・3月27-29日: 経済・商業分野での協力(イスラーマーバード)
・4月18-19日: 経済・商業分野での協力(イスラーマーバード)
・5月23-26日: 経済・産業分野での協力(ニューデリー)
・5月30-31日: 経済・産業以外の分野に関する対話(イスラーマーバード)
・6月1-2日: 経済・産業以外の分野に関する対話(ニューデリー)
・7月20日: 外務次官級協議(ニューデリー)
・7月21日: 外相会談(ニューデリー)
・7月22日: 両国外相による印パ合同委員会(ニューデリー)開催(7日付The News International紙電子版)

○ミーラーン・シャーに外出禁止令
(ペシャーワル) 4日以来の激しい戦闘が続き、新たに19人の犠牲者が出たことから、6日からミーラーン・シャーには外出禁止令が発布された。(7日付The News International紙電子版)

3月5日
○アズィーズ首相が英国を公式訪問
(ロンドン) アズィーズ首相が3日間の英国公式訪問のためロンドンに到着した。両国間の経済、国防関係等強化が目的。また、国際会議「Asia 2015」では基調講演を行う。(5日付The News International紙電子版)

○イラン・パキスタン・インドが天然ガス・パイプラインに関し会合開催へ
(イスラーマーバード) イラン、パキスタン、インドの3カ国が、天然ガス・パイプライン敷設に向けた合同作業部会を、3月13日から15日にかけてテヘランで開催する。今回の会合では、イランが初めてガスの売却価格を提示するほか、3カ国の間で枠組合意締結に向けた最終的な話し合いが行われる。(6日付The News International紙電子版)
(解説) 先のブッシュ大統領訪問時に、パキスタンは民生用核開発協力を申し出たが、却下されており、エネルギー不足が見込まれる同国にとって、本パイプラインは、非常に重要な意味を持つと見られている。

3月4日
○北ワジーリスターン管区で激しい戦闘
(ペシャーワル) 北ワジーリスターン管区ミーラーン・シャーとその近郊で、武装勢力とパキスタン軍との間で激しい戦闘があり、双方の計100人以上が死亡した模様。正確な犠牲者数は現時点で不明のまま。同管区の中心地であるミーラーン・シャーだけで少なくとも45人が死亡したとみられる。同管区内では、電話が不通となり、電力供給も遮断された。住民は同管区を脱出し始めており、2003年に同管区にパキスタン軍が駐留を開始して以来、最大規模の戦闘との見方。(5日付The News International紙電子版)

3月3日
○ブッシュ米大統領がパキスタンに到着
(イスラーマーバード) 国内各地で反米デモとみられる集会が行われる中、ブッシュ米大統領が予定どおりパキスタンに到着した。4日にムシャッラフ大統領との間で首脳会談を実施する。(3日付The News International紙電子版速報)

3月2日
○カラーチー市内で自爆テロとみられる爆発
(カラーチー) カラーチー市の米国総領事館前で、午前米国人外交官の乗った車に爆発物を積んだ車が衝突し、米国人外交官および警備員を含む4人が死亡し、50人以上が負傷した。また、まわりに停車していた車10台以上が被害を受けた。ブッシュ米大統領訪パへの抵抗との見方が強いが、犯行声明等は出ていない。また、ブッシュ米大統領は、予定どおりパキスタンを訪問すると言明した。(2日付The News International電子版速報、BBC South Asia)

3月1日
○北ワジーリスターン管区で軍の作戦により46人死亡
(ペシャーワル) 連邦直轄部族地域内北ワジーリスターン管区で、国軍が掃討作戦を実施し、チェチェン人テロリストなどを含む46人が死亡したと発表した。うち4人は、国軍と武装勢力との間で行われた銃撃戦の結果死亡した民間人。(2日付The News International紙電子版)

2月28日
○中国がパキスタンに対し原発2基を供与
(イスラーマーバード) パキスタンの政府高官によると、中国がパキスタンに対し、30万KW級の加圧水型原子力発電所2基を供与することで基本合意に達した。同高官によると、パキスタンは2月19日からのムシャッラフ大統領の訪中時に、32万5000KWの原発2基の供与を打診し、中国指導部が同意の意思を示したという。パキスタンは当初、60万KW級の原発を望んでいたが断念したもようで、両国の関係当局が資金や技術面などの協議を進めているという。(28日付共同)

2月27日
○パキスタン国内で鳥インフルエンザ感染を初めて確認
(イスラーマーバード、ペシャーワル) 食糧・農業・家畜省が、北西辺境州アボッターバードおよびチャールサッダの農場の鶏からH5型の鳥インフルエンザ・ウイルスへの感染を確認した。同省は、近郊の養鶏場への感染は確認されていないと発表しているが、経営者に対しては、感染拡大に最大限の注意を払うよう警戒を呼びかけている。(28日付The News International紙電子版)

2月24日
○ムシャッラフ大統領が中国公式訪問から帰国
(イスラーマーバード) 5日間にわたる中国公式訪問を終え、ムシャッラフ大統領が帰国した。訪問中、核の平和利用に限る協力を含む、あらゆる方面での関係強化を確認することができたと、中国首脳部との実質的な協議ができたことを評価した。(25日付The News International)

2月22日
○アフガニスタンとパキスタンの間でバス運行開始へ
 ナンガルハール州ジャラーラーバードと北西辺境州ペシャーワルを結ぶバス運行を3月20日から開始することで、両国の高官による会議で原則合意に達した。また、同路線の運行の状況を見て、カンダハールとバローチスターン州クエッタを結ぶ路線についても運行を開始することで合意に達している。(23日付Afghan Online Press)

2月19日
○パキスタン軍がアブダーリー・ミサイル発射実験実施
(イスラーマーバード) パキスタンが、アブダーリー・ミサイル(開発名ハトフII)の発射実験を実施し成功した。同ミサイルは、射程200kmで、核弾頭を含むあらゆる種類の弾頭を搭載可能。(19日付The News International紙電子版速報)

○ムシャッラフ大統領が中国公式訪問に出発
(イスラーマーバード) ムシャッラフ大統領が、胡錦濤中国国家主席の招きで、5日間の中国公式訪問に出発した。訪問中、同主席、温家宝総理らと首脳会談を実施。(19日付The News International紙電子版速報)

2月18日
○タル急行が40年ぶりにインドへ。
(ムーナーバーオ) コークラーパールからインドのムーナーバーオへの列車運行が正式に再開され、タル急行(Thar Express)の1番列車がムーナーバーオに到着した。同路線を列車が走るのは1965年以来約40年ぶり。(19日付The News International紙電子版)

2月16日
○トルクメニスタンがパキスタンへのガス供給を合意
(イスラーマーバード) 2月14日から15日にかけてアシガバートで開催された、トルクメニスタンからアフガニスタンを経由しパキスタンまでの天然ガス・パイプライン敷設計画に関する会議で、関係3カ国が、日量32億立方フィートのガスを30年間にわたり供給するとの了解覚書(MoU)に署名した。(16日付Afghan Online Press)

2月15日
○ハブで中国人技師3人が死亡
(クエッタ) バローチスターン州ハブ(Hub)のセメント工場で働いている中国人技師3人が、運転手とともに、武装集団の襲撃に遭い、銃撃され死亡した。事件後、バローチスターン解放軍(Balochistan Leberation Army)報道官ミーラク・バローチ(Meerak Baloch)を名乗るものがクエッタ市内の新聞社に対し、犯行を認める電話をかけた。その中で、バローチスターンの資源を搾取する中央政府とその支持者に対する抵抗の一環であると説明した。中国政府は、正式にパキスタン政府に対し、犯人逮捕を要請した。(16日付The News International紙電子版)
(解説) パキスタン国内で中国人が狙われたのは、2004年5月にグワーダル港湾工事関係者が襲撃されて以来。バローチスターン州では、天然ガスなどの資源が、地元に還元されていないことなどを理由に、中央政府に対する根強い不信感がある。

○預言者ムハンマドの戯画をめぐる暴動が拡大
(ラーホール) 14日に続き、ラーホールおよびペシャーワル市内で、預言者ムハンマドの戯画掲載をめぐる暴動が続き、ラーホール市内で2人、ペシャーワル市内で1人が新たに死亡した。両市内のケンタッキー・フライドチキンなどが騒動に巻き込まれた。(15日付CNN International Asia)

2月14日
○預言者ムハンマドの戯画掲載をめぐりラーホールで衝突
 ラーホール市内で、預言者ムハンマドの戯画掲載を発端とする衝突が起こり、警備員が群衆に対し発砲した。その結果少なくとも2人が死亡し、40人程度が負傷した。パキスタン国内で死者が出たのは初めて。イスラーマーバード市内でも連日デモ行進などが行われており、混乱が継続している。(14日付BBC South Asia)
(参考情報) 預言者ムハンマドの戯画掲載をめぐる主な動きは以下のとおり。
2005年
9月30日 デンマークの日刊紙が預言者ムハンマドの戯画を掲載
10月20日 イスラーム諸国の大使がデンマークの首相に対し抗議
2006年
1月10日 ノルウェーの日刊紙が戯画を再掲
1月26日 サウディアラビアが大使を召還
1月31日 デンマーク紙が謝罪を掲載
2月1日 フランス、ドイツ、イタリア、スペインで戯画を再掲
2月4〜5日 ダマスカス(シリア)およびベイルート(レバノン)のデンマーク大使館に対し攻撃
2月6〜7日 アフガニスタン国内で治安部隊が群衆を鎮圧し、少なくとも8人が死亡
2月9日 ベイルートで数千人規模のデモ


○カルザイー大統領がパキスタンを公式訪問
(イスラーマーバード) 駐アフガニスタン・パキスタン大使によると、2月15日から17日にかけて、カルザイー・アフガニスタン大統領が、ムシャッラフ大統領の招きにより、パキスタンを公式訪問する。ナンガルハール、カンダハール、ホースト、ウルズガーン州の各州知事、外相、商業相、国防相、安全保障担当顧問のほか、国会議員らが同行する。カルザイー大統領のパキスタン訪問は、2005年3月末以来。(14日付The News International紙電子版)

○パキスタンとバングラデーシュが2006年9月をめどに自由貿易協定締結へ
(イスラーマーバード) パキスタンを訪問中のハーレダ・ズィア・バングラデーシュ首相が、イスラーマーバードでアズィーズ首相と首脳会談を実施した。終了後の共同記者会見の席上、両首脳が、2006年9月をめどに2国間で自由貿易協定(FTA)を締結するとの点で合意したと発表した。(14日付The News International紙電子版)

2月12日
○ハーレダ・ジア・バングラデーシュ首相がパキスタン訪問
(イスラーマーバード) ハーレダ・ズィア・バングラデーシュ首相が3日間の公式訪問のため、パキスタンに到着した。滞在中、ムシャッラフ大統領およびアズィーズ首相とそれぞれ首脳会談を実施し、2国間関係の一層の強化に向けた意見交換を行う。(12日付The News Internatiaonal紙電子版)

2月11日
○ムシャッラフ大統領が、対アル・カーイダ攻撃を初めて認める
 (チャールサッダ(北西辺境州)) ムシャッラフ大統領が、1月14日に連邦直轄部族地域内バジョウル管区で起きたアフガニスタン駐留米軍によるとみられる攻撃を、内政干渉であると非難し、初めてその攻撃中にアイマン・ザワーヒリー氏の親族が死亡したことを公式に認めた。また、ザワーヒリー氏自身も同地域内にいた可能性が強いとの認識を表明した。(12日付The News International紙電子版)
(解説) 今回のムシャッラフ大統領の発言は、バローチスターン問題や、預言者ムハンマドの戯画掲載で揺れる国民を強く意識した発言と考えられる。公式には、パキスタン領内での米軍の活動は認められていないが、これまでにも同様の事件が起きている。

2月9日
○中国外務省が、ムシャッラフ大統領の訪中を発表
(北京) 孔泉中国外務省報道官が、ムシャッラフ大統領が胡錦濤中国国家主席の招きに応じ、2月19日から23日まで中国公式訪問を実施すると発表した。訪問中、同国家主席との首脳会談を実施するほか、四川省を訪問する予定であると語った。

○アーシューラの行進中に自爆テロ
 北西辺境州ハングー(Hangu)で、アーシューラの行進中に自爆テロとみられる爆弾の爆発があり、少なくとも27人が死亡し、65人程度が負傷した。爆発は、同市内のモスクに向かう行進中に発生した。(9日付BBC South Asia)
(解説) 「アーシューラ」は、フサイン殉教を悼む、シーア派ムスリムにとって最重要行事(ムハッラム月10日)に位置づけられる。パキスタン国内では、多数派スンナ派と少数派シーア派の間で抗争が絶えず、今回の事件も、スンナ派による凶行との見方が強く、宗派間抗争の再燃が懸念される。

2月7日
○ハーン研究所内で爆発
 ショウカト・スルターン三軍統合広報局長が、イスラーマーバード近郊のハーン研究所内で爆発があり、科学者1人が死亡したと発表した。科学者によるミスで、核物質および同研究所の核関連施設には影響のない、通常の爆発だったと説明し、原因究明のための調査を行うと発表した。(8日付BBC South Asia)
(解説) 今回事件のあったハーン研究所は、パキスタン国内では「核の父」として英雄視されているアブドゥル・カディール・ハーン博士の名を取った研究所で、パキスタンの核開発の中心とされる。現在同博士は北朝鮮やイラン、リビアに核関連技術を個人的に漏らしたと告白し、軟禁状態におかれている。

2月3日
○預言者ムハンマドを描いた戯画を非難
(ラーワルピンディー) ムシャッラフ大統領が、ヨーロッパ各国で問題となっている預言者ムハンマドの戯画に関し、表現や報道の自由という観点からも許せないと、強く非難した。また、パキスタンの上下両院がそれぞれ、「表現の自由」の名の下にヨーロッパ各国で預言者ムハンマドの戯画が掲載されたことを非難する決議案を採択した。
 また、国内各地でも、戯画掲載を非難する市民が、デンマークやフランスの国旗に火をつけるなどの抗議行動に出た。(4日付The News international紙電子版)

1月31日
○2月18日からタル急行の運行開始
(イスラーマーバード) コークラーパールとムーナーバーオを結ぶ列車の運行が2月18日から開始されることが、2国間の協議の末に正式に決定された。当面の間は毎週1往復(土曜日)が運行され、需要に応じて回数を将来変更するとの合意に達した。運行時刻は以下のとおり。カラーチー・コークラーパール間の運賃は190ルピー(約380円)。
 カラーチー発:前日夜→コークラーパール着午前9時
 コークラーパール発午前11時
 ムーナーバーオ発午後1時(コークラーパールからの列車が折り返し)(2月1日付The News International紙電子版)
(注)コークラーパール(Khokhrapar)という地名は、現地ではコークローパール(Khokhropar)と発音されているが、パキスタンTVでの発音等がコークラーパールとなっているので、こちらに統一することとした。

1月29日
○ジェヘルム近郊で、列車が渓谷に転落
(ラーホール) 午後7時20分頃(現地時間)、パンジャーブ州ジェヘルム近郊のダムボーリー(Damboli)とバクラーラ(Bakrala)駅間で、客車列車が脱線し、渓谷に転落した。パキスタン国鉄当局によると、列車には600人程度が乗車しており、少なくとも6人が死亡し、50人程度の重傷者が出ている。脱線の原因については、不明のまま。(30日付The News International紙電子版)

○ジャスワント・スィング元印外相一行80人がパキスタン入り
(コークローパール) コークローパールとムーナーバーオを結ぶ列車運行に関する協議のため、30日、ジャスワント・スィング元印外相一行80人がパキスタン側に鉄道で入国する。2月4日からの列車運行につき、運賃などの最終的な協議を行うのが目的で、7日間パキスタンに滞在する。当初6ヶ月間は、パキスタン国鉄が列車運行を担当し、カラーチー・コークローパール間を7時間で結ぶ。(29日、30日付DAWN紙電子版)

1月24日
○ブッシュ米大統領が3月にパキスタン、インドを公式訪問
(ワシントン) 訪米中のアズィーズ首相が、ホワイトハウスでブッシュ米大統領と会談し、席上ブッシュ米大統領が、3月にパキスタンおよびインドを公式訪問すると語った。会談中、アズィーズ首相が、米国による5億1000万ドルの地震被災者に対する復興支援に対しあらためて謝意を表明した。13日に起きた爆撃事件については、会談中双方ともに触れられなかった。(24日付Washington Post紙電子版)

○ラーホール・アムリトサル間のバス運行開始
(ラーホール) 印パ信頼醸成の一環として運行が決定していたラーホール・アムリトサル間のバス第一便がラーホールに到着した。アムリトサルとナンカーナ・サーヒブを結ぶバスも1月27日からテスト運行が開始される。(25日付The News International紙電子版)

1月23日
○アズィーズ首相がラムズフェルド米国防長官と会談
 訪米中のアズィーズ首相が、ワシントンでラムズフェルド米国防長官と会談した。両者は、今後も2国間の協力関係が非常に重要であるとの点で認識が一致した。24日にはブッシュ米大統領との首脳会談を実施する。(24日付BBC South Asia)
(解説) 13日にパキスタン領内で発生した米軍によるとみられる爆撃事件をめぐり、パキスタン国内では強い反米デモ等が続いており、アズィーズ首相も、訪米中に米国に対し強く抗議していた。パキスタン国内では、米国に対するアズィーズ首相の態度に注目が集まっている。

○パキスタン国内でインド映画の上演許可
(ラーホール) パキスタン政府が、1965年以来初めて、国内の映画館でインド制作の映画上映を許可することになったと、当局者が公表した。今回上映が許可されたのは、「ソーホニーとマヒーンワール」(1984年。インド、ソ連共同制作。ソニー・デーオル、プーナム・ダロン主演)のみで、すべてのインド映画上映が許可されたわけではないと、同当局者が説明した。
 配給を担当するアリー・ザファル氏によると、本映画は同氏が1989年に輸入し、数度の裁判を通じて、最終的に政府から上映許可を得られたものという。(24日付DAWN紙電子版、BBC South Asia)

1月18日
○信頼醸成に向けた外務次官級協議終了
(ニューデリー) 印パ両国の外務次官が出席して行われた第3次信頼醸成対話の1回目協議(1月17-18日)が終了した。協議終了後に発出された共同声明の骨子は以下のとおり。
 ○地域の平和を有意義な方法で一層前進させる
 ○安全保障および核ドクトリンに関し、紛争を避け相互信頼構築のため、それぞれ専門家会合にその権限を委嘱することで原則合意
 ○核関連事故や核兵器の未認可使用の危険性削減に向けた合意形成
 ○実効支配線に沿った地域での新たな駐留ポストの新設を行わない、軍司令官による月例会合の実施、という提案に関する協議を実施
 上記以外では、2006年4月までにラーワラーコート・プーンチ間でバス運行を開始することで合意した。(19日付The News International紙電子版)
(解説) 協議終了後に発出された共同声明には、最大の懸案事項であるカシュミール問題に関する具体策が今回も盛り込まれておらず、評価が分かれる点である。しかし、こうした継続的な対話の機会を持つことで、両国間の交流が深まっていくことは明白であり、その点では評価すべきであると考える。

1月17日
ムシャッラフ大統領が国民に向け演説
(イスラーマーバード) ムシャッラフ大統領が17日夜(現地時間)、テレビ、ラジオを通じて国民に向け演説を行った。ほとんどすべての時間を内政問題に費やした演説の概要はおよそ以下のとおり。
 ○2016年までに現在計画中のダムをすべて建設する。そのうち、バーシャー(Bhasha)、ムンダー(Munda)の2つのダムについては、2006年2月上旬から建設を開始する。
 ○地震の被災地域および被災者に対するパキスタン政府の支援は今後も継続する。
 ○バローチスターン州内において、軍部による治安維持のための作戦実施の意図はない。(18日付The News International紙電子版)

1月16日
○第3次印パ信頼醸成対話開始
(ニューデリー) 第3次印パ信頼醸成対話のため、リヤーズ・ムハンマド・ハーン外務次官がニューデリー入りした。協議は17日から開始される。今次の協議での議題は、
 ○安全保障
 ○ジャンムー・カシュミール問題
 ○シアチェン氷河問題
 ○ウッラール堰問題
 ○シール・クリーク問題
 ○対テロ、麻薬密輸問題
 ○経済・商業関係促進
 ○諸側面における友好関係促進
の8項目となっている。(17日付The News international紙電子版、17日付Times of India電子版)

○米軍の誤爆と見られる事件に対し、パキスタン国内で抗議行動
 ライス米国務長官が、14日に起きたバジョウル管区内での爆撃事件に関し、米軍による行為と言及しないまま、同地域での米軍の活動を擁護する立場を表明した。
 一方、パキスタン国内では、18人が犠牲となった今回の事件に関し、抗議行動が各地で起きており、反米感情が高まっている。アル・カーイダNo.2であるアイマン・ザワーヒリー氏が同地区に潜伏しているとの情報をもとに攻撃が行われたが、同市の死亡等は確認できず、爆撃の結果一般市民18人が犠牲となったもので、訪米を控えたアズィーズ首相も、残念な事件と言明した。(16日付BBC South Asia)

○「地震は大きな試練、難局をパキスタンとともに」ブッシュの父がムシャッラフに ブッシュ米大統領の父で国連特使であるジョージ・ブッシュ氏がムシャッラフ大統領との会談で、「(パキスタンでの)地震は大きな試練である、難局において、被災者の救援のためパキスタンに対しあらゆる支援を行う」と述べた。会談では被災地の復興、再建や対テロ戦争に関しての意見交換が行われた模様。ムシャッラフ大統領はブッシュ前大統領に地震の被災状況を説明した。この際、パキスタン政府が現在までに被災地に対し220億ルピー(440億円相当)を拠出したことを述べた。(16日付Daily Jang紙電子版)

1月15日
○アフガニスタンとパキスタンが天然ガス・パイプライン敷設で協議
 イスラーマーバードで、、トルクメニスタンからの天然ガス・パイプライン敷設問題に関するパキスタンとアフガニスタンによる閣僚級協議が行われる。ミール・ムハンマド・サーディク・アフガニスタン鉱物資源相がパキスタン入りした。アジア開発銀行によると、総額35億ドルの本計画では、パイプラインの総延長1680km、年間300億立方メートルの天然ガスが、トルクメニスタンのドウラターバード・ガス田からアフガニスタン(ヘラート、カンダハール)からパキスタン(クエッタ、ムルターン)を通り、インドまで送られることが計画されている。今回の協議では、これまでの計画を振り返り今後の見通しなどが話し合われる。本計画は当初1990年代に米ユノカル社が計画していたが、「9.11」とそれ以降のアフガニスタンを中心とした地域の治安状況悪化などにより頓挫していたもの。(15日付AfghanNews Net)

1月14日
○アズィーズ首相の訪米を発表
(ワシントン) ショウカト・アズィーズ首相が、1月18日から7日間の日程で米国を訪問する、と米ホワイトハウスが発表した。アズィーズ首相の訪米は首相就任後初めて。ブッシュ米大統領との首脳会談を実施するほか、アナン国連事務総長との昼食会も行う。(14日付The News International紙電子版)

1月13日
○バジョウル管区内で米軍による攻撃
(カル(バジョウル管区)) アフガニスタンに駐留している米軍が、連邦直轄部族地域内のバジョウル管区内に攻撃を行い、18人が死亡した。一時、死者の中にアル・カーイダのNo.2であるアイマン・ザワーヒリー氏がいたとの情報が流れたが、ラシード・パキスタン情報相らが、その事実を否定した。(14日付DAWN紙電子版)

1月11日
○パキスタンをはじめ、イスラーム教徒がイードゥル・アズハー祝う
 1月11日は、イスラーム暦でズィルヒッジャ月10日に相当し、イードゥル・アズハー(犠牲祭)が全国で祝われた。12、13日は新聞休刊日となる。(12日付国内紙各紙)

1月10日
○アフガニスタン駐留連合軍および米軍に対し、パキスタン政府が抗議
(イスラーマーバード) 7日にパキスタン・アフガニスタン国境に近い北ワジーリスターン管区(連邦直轄不足地域内)で発生した銃撃戦による死亡事件に関し、パキスタン政府が、アフガニスタンに駐留する連合軍に強く抗議を行った。
 パキスタン外務省報道官の定例記者会見によると、7日に発生した銃撃事件により住民8人が死亡しており、住民からの情報をもとに調査を開始している。事件の背後関係については不明だが、同地域の治安維持に責任を有するアフガニスタン駐留米軍に対しても、今後同様の事件が起こらないよう、強く抗議した。駐留米軍は事件への関与を否定している。(10日付The News International紙電子版)

1月8日
○NATO軍が2月1日までにアーザード・カシュミールから撤退へ
(イスラーマーバード) 北大西洋条約機構(NATO)が、2005年10月8日に発生したパキスタン北部大地震の救援・復興活動を2月1日までに終了し、撤退を開始すると発表した。1000人規模のNATO軍は90日間の活動期間が満了し、またパキスタン政府が活動期間延長を求めないことを決定したため、撤退の運びとなった。(9日付The News International紙電子版)

1月7日
○国連が支援物資輸送を一時停止
 国連が、地震の被災者に対し実施しているヘリによる救援物資輸送を一時停止した。被災者らが近郊の街への避難を要求し、ヘリに押しかけ、スタッフの安全の確保が困難となっていることが一時停止の理由と説明した。
 今冬は雨、雪ともに平年を上回っており、地滑りなどの2次災害も多く発生しており、十分に救援物資が行き届いていない地域が多数存在している。(7日付BBC South Asia)

1月6日
○タル急行が2月1日から運行開始
(ニューデリー) 印パ両国が、2月1日からコークローパール・ムナーバーオ間の列車運行を開始することで合意した。タル急行(Thar Express)と命名され、当初は週1往復となる。6か月ごとにパキスタンとインドが列車運行を担当し、当初はパキスタンが担当する。運賃は未定。(7日付The News International紙電子版)
(解説) タル砂漠を横断する鉄道は、1965年の第2次印パ戦争を機に運行が停止されていたが、ここ数年の「信頼醸成対話」でその復活が議論されていた。復活すれば、両国間の鉄道はラーホール・アムリトサル間に続き、2路線目となる。

1月5日
○日本がパキスタンに対し1億ドルを供与
(イスラーマーバード) 日本が2005年10月8日の地震による被災地域の復興に対し新たに5500万ドル(約62億円)を供与する協定に、訪パ中の麻生外相が署名したほか、1億ドルの復興向け円借款も実施することを表明した。また、署名後には麻生外相とカスーリー外相が共同記者会見を実施し、日パ両国が安全保障、核不拡散に関する対話を実施する点で合意したほか、印パ間で進行中の信頼醸成について、対話と交渉により進めるべきだとの認識を表明した。アブドゥル・カディール・ハーン博士による核拡散問題についても、日パ両国が情報を共有している点をあらためて確認した。(5日付DAWN紙電子版16時50分更新、5日付BBC South Asia)

1月3日
○パキスタンが中国の協力で新たな原発を建設へ
(イスラーマーバード) パキスタン政府筋によると、パキスタンが中国からの総額70〜100億ドル規模にのぼる原子力発電所建設に向けた交渉を行っている。2025年までに完成する予定で、3600〜4800MWの発電所が建設される。現在、パキスタンの原子力発電は425MWだが、この計画が実現すると、新たに6〜8基の核原子炉が提供され、8800MWの発電が可能になるという。
 中国は、現在パンジャーブ州チャシュマにChashma-2原子力発電所を建設しており、核をめぐる中パ関係は、今後核不拡散という観点からも注目される。(3日付英Financial Times電子版)
 一方、パキスタン政府は、タスニーム・アスラム外務省報道官が記者会見を実施し、Financial Timesの報道には根拠がないとして、否定した。しかし、パキスタンでは経済成長が著しく、それに伴うエネルギー需要が見込まれ、原子力発電はその需要を満たす有効な手段であると考えていると付け加えた。(3日付BBC South Asia)
(解説) パキスタンは、核開発を平和利用に限定すると繰り返し首脳が言明しているほか、保有している核兵器も先制不使用を宣言している。2004年にアブドゥル・カディール・ハーン博士によるイラン、リビア、北朝鮮に対する核技術拡散問題が発覚したが、パキスタン国内では「核の父」として英雄扱いされていたこともあって、ムシャッラフ大統領が赦免したため、国内的には問題が大きくならなかった。しかし、パキスタンを中心とした核ネットワークの問題は、全てが明らかになったわけではなく、パキスタンの核開発をめぐる動きは注視すべきである。

2005年
12月30日

○雪崩で24人が死亡
北西辺境州のコーヒスターン県内で雪崩が発生し、少なくとも24人が死亡した。24人は、鉱物の発掘のために現地に入っていたもので、10月8日の地震の震源地にも近い場所(州都ペシャーワルの北東約350km)。現場付近は大雪などのため、救援隊の到着が遅れている。(30日付BBC South Asia)

○マドラサが、政府の方針に強く抵抗
 パキスタン政府は、2005年7月のロンドンでの地下鉄同時爆破テロ以降、国内のマドラサに対し、外国人留学生排除を要請していたが、マドラサ側が強い抵抗を示し、1000人以上が退去したものの、2005年12月31日の期限を示していたにも関わらず、700人程度が国内に残留している。
 シェールパーオ内相は、こうした状況をふまえ、期限が過ぎても強制退去の手続きをとることはないとの認識を表明し、直ちに警察当局による取り締まりが行われることはないと言明した。(30日付Al-Jazeera英語版ホームページ)
(解説)パキスタン国内には約1万3500のマドラサがあると言われ、パキスタン政府からの実質上の命令を受けた後も相当数の外国人が学んでいるとみられる。パキスタンでは前回の総選挙で統一行動評議会(Muttahida Majlis-e Amal: MMA)が第3党に躍進するなど、イスラーム勢力を無視できない状況にあり、パキスタン政府としても強い態度には出にくい状況にある。

12月27日
○ムシャッラフ大統領が2006年1月にノルウェーなどを訪問
(イスラーマーバード) パキスタン政府関係者によると、ムシャッラフ大統領が2006年1月23日からノルウェーおよびスイスを公式訪問する。スイスではダボスでの世界経済フォーラム(通称ダボス会議)に出席する。同会議には、マンモーハン・スィン印首相、ブッシュ米大統領、胡錦涛中国国家主席、プーチン・ロシア大統領なども出席予定で、首脳会談が実施される見込み。
 オスロには2日間滞在し、11月にパキスタンを訪問したストルテンバーグ首相との首脳会談を実施するほか、ノルウェー在住のパキスタン人に対して演説を行う予定。(28日付The News International紙電子版)

○麻生外相がパキスタン、インドを訪問
(東京) 麻生太郎外相が、2006年1月3日から6日までの日程で、インドおよびパキスタンを訪問し、両国の外相らと会談を実施すると、記者会見で発表した。麻生外相の外国訪問は就任後初めて。(28日付国内各紙)

12月26日
○次回の印パ信頼醸成対話は2006年1月17日から
(イスラーマーバード) パキスタン外務省が、印パ間の次官級信頼醸成対話が、ニューデリーで2006年1月17日から2日間の日程で実施されると発表した。対話のテーマは、カシュミール問題および安全保障問題となる予定であると、パキスタン外務省報道官が定例記者会見で発表した。
 また、1月5、6日には、ニューデリーで、両国の鉄道関係当局が、同月下旬からの運行が予定されている、コークローパール・ムナーバーオ間の鉄道路線再開問題を協議する。(27日付DAWN紙電子版)

12月25日
○ジンナー生誕の日
(解説) 12月25日は「建国の父(Quaid-e Azam)と称され、パキスタンの初代総督(Governor General)でもあったムハンマド・アリー・ジンナー(Muhammad Ali JINNAH, 1876-1948)の130回目の生誕日。国中で盛大に祝われ、祝日である。

12月22日
○バローチスターン解放軍(BLA)はアル・カーイダと関連を有している:初動調査報告
(イスラーマーバード) 12月14日に発生した、ムシャッラフ大統領のバローチスターン訪問時にあわせたロケット弾による襲撃事件に関する政府の初動調査報告が公開された。それによると、事件に関与した「バローチスターン解放軍(Balochistan Liberation Army: BLA)」は、事件で用いた武器等に類似点があることなどから、ターリバーンやアル・カーイダと関係を構築していると見られる。報告によると、同軍の勢力は約10万人と見られているが、そのほとんどが国外におり、高ランクのものは8000パキスタン・ルピーの給料も得ていると言われる。(12月23日付The News International紙電子版)
(解説) 12月14日、ムシャッラフ大統領が、かねてから国内で大きな問題となってきたカーラーバーグ・ダム建設問題をめぐりバローチスターン州コーフルー(Kohlu)地区を訪問しているときに事件が発生した。目的は同ダム建設を阻止することであると見られている。
 カーラーバーグ・ダムはインダス河に建設が予定されているダムで、国内の水利問題、かんがい問題を解決するために必要であるとして建設が議論されてきた。パンジャーブ州が建設推進である一方、同ダムの下流に位置することになるスィンド州やバローチスターン州、ダム建設地がある北西辺境州では、定期的な水資源の確保が困難になる可能性がある、ダム底に沈む住民をめぐる問題が解決していないなどの理由で反対してきたもの。


12月21日
○印パ間で3路線目のバス運行開始へ
(ラーホール) 印パ間のバス運行を協議していた次官級協議で、アムリトサル・ナンカーナ・サーヒブ間、アムリトサル・ラーホール間のバス運行を2006年1月から開始することが正式に合意された。
 アムリトサル・ナンカーナ・サーヒブ間のバスは2006年1月27日から、アムリトサル・ラーホール間のバスは同1月20日から運行される。片道料金はナンカーナ・サーヒブのバスが、パキスタンでは1200ルピー、インドでは1000ルピー、またラーホールへのバスがパキスタンでは900ルピー、インドでは750ルピーとなっている。
運行曜日は以下のとおり。
 アムリトサルからナンカーナ・サーヒブへは毎週金曜
 ナンカーナ・サーヒブからアムリトサルへは毎週日曜
 アムリトサルからラーホールへは毎週土曜
 ラーホールからアムリトサルへは毎週金曜(22日付The News International紙電子版)

○ラムズフェルド米国防長官がパキスタンを訪問
(イスラーマーバード) 21日午前(パキスタン時間)、ラムズフェルド米国防長官がイスラーマーバードに到着した。訪パ目的は地震による被災地の復興支援の状況視察。また、パキスタンへ向かう機内で、個人的にはウサーマ・ビン・ラーディンがアル・カーイダによる最近の事件を主導しているとは思っていないが、同人の拘束は最優先課題であるとの認識を表明した。

12月19日
○MMAがモウラーナー・サミーウル・ハク代表を除籍へ
(イスラーマーバード) 統一行動評議会(Muttahida Majlis-e Amal: MMA)が、同評議会を構成するイスラーム・ウラマー党(サミーウル・ハク派)(JUI-S)代表のモウラーナー・サミーウル・ハク代表を、除籍処分とすることを、最高評議会で決定したと発表した。また、最高評議会後の記者会見の席上、カーズィー・フサイン・アフマドMMA代表は、JUI-Sは、今後もMMAの構成団体として存続すると語った。
(解説) 統一行動評議会(MMA)は、イスラーム党、イスラーム・ウラマー党などイスラーム政党6党からなる政党連合で、現在は、パキスタン・ムスリム連盟(PML)、パキスタン人民党(PPP)に次ぐ第3党である。また北西辺境州議会では単独第一党、バローチスターン州議会でも第一党となっているなど、相当の発言力を有している。一方で、昨年以降、構成政党間の意見の相違も目立ち始め、特にサミーウル・ハク氏が代表を務めるJUI-SがMMA脱退を示唆し始めていた。

12月17日
○チェイニー米副大統領がパキスタンなどを訪問
(ニューヨーク) チェイニー米副大統領が17日から、パキスタンやアフガニスタン、サウディアラビアなどを歴訪すると、同副大統領の事務所が発表した。パキスタンではムシャッラフ大統領と会談を行い、地震被災者への復興支援に関し意見交換を行う。また、アフガニスタンでは19日に始まる国会に米国を代表して出席する。

12月13日
○パキスタン、アフガニスタンなどで地震
(イスラーマーバード) 首都イスラーマーバードやペシャーワル、前回の地震の被災地であるムザッファラーバードなどの地域で、午前2時51分(パキスタン時間。日本時間では同日午前6時51分)マグニチュード6.7の地震が発生した。また、インドのニューデリーやアムリトサルなどの都市でも揺れを感じた。被害の詳細などは現時点では不明。(13日付The News International紙電子版午前3時25分速報)

○ヒンドゥークシュ山脈で地震
(ラーホール) 米国地質研究所(US Geological Survey)の観測によると、13日午前2時17分(現地時間)、アフガニスタン国内のヒンドゥークシュ山脈を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生した。現時点では被害状況はわかっていないが、インドのニューデリーなどでも揺れを観測している。アブドゥル・マジード・バダフシャーン州知事は、約2分間揺れが続いたと答えている。(13日付CNN.comアジア版速報)

12月10日
○米軍撤退を歓迎する声明:ヘクマティヤール元首相
(ペシャーワル) ヘクマティヤール元アフガニスタン首相が、The News紙ペシャーワル支局に声明が記録されたCDを送付し、その中で、ウズベキスタン国内の空軍基地からの米軍撤退を歓迎すると言明した。(12月11日付The News International紙電子版)
(解説) ヘクマティヤール元アフガニスタン首相は、米国から指名手配されており、2003年にイランを出国後は行方不明となっている。アフガニスタンにおける米軍駐留にも強く抵抗しており、ターリバーンとも協力関係にあると言われる。

○ラーホール・アムリトサル間のバス試験運行開始
(イスラーマーバード) 10月に開始が予定されていたが、地震のため遅れていたラーホール・アムリトサル間のバスが11日から試験的に開始される。11日にはアムリトサルからラーホールに向け運行され、ラーホールからアムリトサルに向けては13日に運行を予定している。(11日付The Daily Times紙電子版)

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