2005年12月20日
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  パンジャーブ州南部に位置する、聖者廟が多く集まる都市。人口約73万2000(1981)。

 旧市街を擁する町の中心部は市壁に囲まれ、周囲に比べてやや高くなっている。その一部に、12世紀から14世紀にかけて、この町を中心にパンジャーブ地方でイスラームの布教に貢献したシャー・ルクネ・アーラムやバハーウッディーン・ザカリヤーなどの聖者廟が数多く集まっている。聖者廟は八角形の基盤の上に円形ドームを重ねた形状をしており、煉瓦と青いタイルとを組み合わせた美しいデザインが人目を引く。
 現在も各地から参詣者が集い、聖者からの力を授かろうと、祈りをささげる人は絶えない。
 また聖者廟の周辺にはカッワーリー(宗教歌謡)を歌うカッワールが居り、聖者を讃える歌を披露している。

 チャーンプと呼ばれる羊肉を使った料理や、ハルワーと呼ばれるお菓子で有名。またこの街は「パーンチ・ガーフ(ウルドゥー語で「5つのガーフ」を意味する。ガーフはウルドゥー語のアルファベットの1つ。)で、土埃、暑さ、(聖者廟の)乞食、墓などをあらわす。

参考文献
新訂増補 南アジアを知る事典(辛島昇ほか監修。平凡社)

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