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教員紹介

高橋 健一郎 教授

  • 研究者名(フリガナ) 高橋 健一郎(タカハシ ケンイチロウ)
  • 職 名教授
  • 専攻語ロシア語

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

もともとはロシアの言語論、政治言説などを研究し、スターリン時代の政治レトリックの分析で博士号を取りました。その後、ロシアの音楽文化の研究に携わるようになり、現在はロシアの文化や思想と音楽の関わりを中心に研究しています。人の心理の奥深くまで鋭く描き出す文学、はっとするほど奇抜な美術、圧倒的な美しさと情緒で迫ってくる音楽、奇想天外な神秘思想や宗教哲学――ロシアの文化はどこをとってもそれぞれが大変興味深いのですが、それらが思わぬところで互いに密接に関係しあっているところに一番惹かれます。そういう世界を一緒に味わってみませんか。

研究分野 ロシア文化、ロシア音楽、ロシア語学
キーワード 音楽哲学、ロシア音楽、ロシア語教育、言語論
研究テーマ

20世紀前半のロシアの音楽思想、特にニコライ・メトネルとエミリィ・メトネルの兄弟の音楽論を研究しています。特に同時代の思想や他の芸術分野との関係、また、彼らの思想や作品が他の思想家や芸術家によってどのように評価され、受容されたかという問題を明らかにしようとしています。

代表的著作、論文等

「1930年代後半の『ソビエト語』の言説空間の分析」(2005年、博士学位論文)
『アレンスキー 忘れられた天才作曲家』(東洋書店、2011年)
『ロシア・アヴァンギャルドの宇宙論的音楽論――言語・美術・音楽をつらぬく四次元思想』(水声社、2019年)

所属学会、その他の研究活動等 日本ロシア文学会、日本ロシア語教育学会、日本記号学会、ロシア・東欧学会、日本アレンスキー協会、北海道ポーランド文化協会
担当授業 ●学部 ロシア語12、ロシ学入門、ロシア語学講義、ロシア文学・芸術演習など
●研究科目 ヨーロッパ言語文化表象論など
●全学共通科目 ロシア語中級