研究分野 |
言語学、フィールド言語学、対照言語学 |
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キーワード |
バントゥ諸語、スワヒリ語、対照研究、アフリカ、フィールドワーク |
研究テーマ |
バントゥ諸語の記述研究、バントゥ諸語におけるマイクロバリエーション研究 |
代表的著作、論文等 |
Micro-variation of noun-modifying constructions in Bantu languages. (2022)、スワヒリ語における「関係節」と体言化 (2021)、Word order in Matengo (N13): Topicality and informational roles. (2011) |
所属学会、その他の 研究活動等 |
日本言語学会、日本アフリカ学会会員。、国際バントゥ諸語学会アジア代表常任委員。日本学術会議連携会員。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所運営委員。 |
担当授業 |
●学部 スワヒリ語3(初級文法)、スワヒリ語11(中級文法)、スワヒリ語III、スワヒリ語文法演習、アフリカ言語学概説、アフリカ地域文化特別演習III |
●研究科目 アフリカ言語構造論、世界の言語事情、アジア・アフリカ言語構造論特別研究 |
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●全学共通科目 スワヒリ語中級 |
アフリカ大陸で話されている「バントゥ諸語」と呼ばれる諸言語の研究をしています。バントゥ諸語は500言語くらいあって、スワヒリ語もそのひとつです。バントゥ諸語の文法は互いによく似ていると言われていますが、細かく見ていくと(当然ながら)いろんな違いが見えてきます。それらを比較したり、さらに日本語と対照したりするのが私の研究です。
よく「バントゥ諸語の研究やスワヒリ語の勉強をして何の役に立つのですか?」とたずねられることがあります。それは私にもよくわかりません。でも、日本語や英語とはまったく異なる系統の言語を学ぶということは、単にその言語を知っているというだけでなく、ものごとを見極める視点がひとつ増えるということでもあると感じています。それによって視野も世界も確実に広がります。これまでの「あたりまえ」がずいぶんと崩れました。これはなかなか楽しいことです。