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教員紹介

大塚 行誠 准教授

大塚 行誠 准教授
  • 研究者名(フリガナ) 大塚 行誠(オオツカ コウセイ)
  • 職 名准教授
  • 専攻語ビルマ語
  • 電子メールotsuka.hmt[at]osaka-u.ac.jp

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

 受験生の皆さん、ミンガラーバー(ビルマ語のあいさつ「こんにちは」)!ビルマ語専攻の大塚行誠です。私は大学生にビルマ語と言語学を教える傍ら、「チン族」というミャンマー少数民族の言語と文化の研究もしています。
 皆さんはミャンマーに100以上もの民族がいて、多種多様な言語と文化があることを知っていましたか?多民族国家ミャンマーの公用語であるビルマ語を学び、ミャンマーの人たちと交流することで、色々な人たちの考え方や世界観に触れ、たくさんの学びや経験を得ることができます。
 ビルマ語は、日本で暮らしているとマイナーな言語にしか見られないかもしれません。しかし、その話者数は世界30位前後と比較的大きな言語だといえます。さらに、ビルマ語は文法が日本語ととてもよく似ていて習得しやすいという大きなメリットもあります。皆さんもビルマ語を駆使しながら、カラフルな国ミャンマーの言語や文化、社会について共に学びませんか?

研究分野 言語学
キーワード 記述言語学、東南アジア、ミャンマー、チン、チベット・ビルマ系言語
研究テーマ

記述言語学を専門とし、ミャンマーおよびその周辺地域の少数言語の音韻と文法を研究している。現在、ミャンマー西部、インド北東部、バングラデシュ東部で話されているチベット・ビルマ語派チン語支の諸言語を主に調査している。これまでにミャンマーのティディム・チン語やアショー・チン語を調査したほか、インド北東部で消滅の危機に瀕しているラルテー語という少数言語の調査も行っている。さらに、ビルマ語パロー方言やビルマ語ダウェー方言などのビルマ語の地域方言や、在日ビルマ人の言語使用状況に関する調査なども並行して行っている。

代表的著作、論文等

[1] Otsuka, Kosei (2022) Chapter 15 Burmese: Refugees and Little Yangon. In: John C. Maher (ed.) Language Communities in Japan, 156-163. Oxford: Oxford University Press.
[2] Otsuka, Kosei (2022) Directional Prefixes in Tiddim Chin. Arawakawa Shintaro and Ikeda Takumi (eds.) Grammatical Phenomena of Sino-Tibetan languages 3: 197-210.
[3] 大塚行誠 (2020)「ラルテー語の音韻とクキ・チン祖語」『ありあけ:熊本大学言語学論集』21―38.

所属学会、その他の研究活動等 日本言語学会
担当授業 ●学部 ビルマ語3,ビルマ語12,ビルマ語Ⅱ(a, b),ビルマ語学演習Ⅰ(a, b),ビルマ語学演習Ⅱ (a, b),東南アジア地域概論(リレー講義)
●研究科目 アジア言語構造論 VII (A, B),アジア言語構造論 XIV (A, B)、アジア・アフリカ言語構造論特別研究 (A,B),世界の言語(リレー講義)
●全学共通科目 ことばの学問入門