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教員紹介

近藤 美佳 講師

近藤 美佳 講師
  • 研究者名(フリガナ) 近藤 美佳(コンドウ ミカ)
  • 職 名講師
  • 専攻語ベトナム語
  • 電子メールm_kondo.hmt[at]osaka-u.ac.jp

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

こんにちは、近藤美佳と申します。わたしとベトナムとの出合いは、小学生の頃。テレビ番組で紹介されたベトナムの民族衣装アオザイに一目惚れをし、「いつかあの衣装を着てみたい」と思ったことがきっかけです。大阪大学外国語学部の前身である大阪外国語大学でベトナム語を学び、それ以来、ベトナム語ということばに、ベトナムという国に、どうしようもなく惹きつけられ続けて今に至ります。
専門は、日本で学び育つベトナムにルーツを持つ子どもたちへの母語・母文化継承です。こうした子どもたちの中には、複数のことばと文化を移動する中で、生きづらさを感じている子どももいます。ベトナムのことばと文化を愛し学んだいち日本人として、その解消のためにできることは何かを考えながら、子どもたちと一緒に楽しく歌ったり踊ったり絵を描いたりしています。
外国のことばや文化に関心がある皆さん、教育に関心がある皆さん、子どもがすきな皆さん、ベトナムというレンズを通して、日本社会の課題について一緒に考えませんか。

研究分野 母語保持・バイリンガル教育
キーワード 在日ベトナム人/ベトナムにルーツを持つ子ども/母語・継承語/ベトナム語
研究テーマ

ベトナムにルーツを持つ子どもへの母語・母文化継承。特に、学校教育の中で母語・母文化学習の機会を保障することについて検討しています。その機会を保障することにより、①ベトナムルーツの子どもたちの母語・母文化に対する興味関心や誇りを高めること、②在籍校の他の子どもたちの他言語・他文化への興味関心や尊重の気持ちを高めること、③学校・地域全体の「多文化共生」の意識を高めることができると考えています。実際に公立学校の中に設置された母語教室で授業を行いながら教室の様子を観察して課題を発見し、その課題を乗り越えるための方法を考え、次の実践に繋げています。

代表的著作、論文等

・公立学校における母語教室活動を学校に「開く」取り組み ― 母語教室公開イベント「タプカムDAY」の実践報告 ―
・児童T の継承ベトナム語学習の軌跡ーベトナムにルーツを持つ子どものための継承語学習カリキュラム考案に向けてー

所属学会、その他の研究活動等 ・母語・継承語・バイリンガル教育学会 / ・東南アジア学会
担当授業 ●学部 ベトナム社会演習
●研究科目 アジア言語文化資源論Ⅰ
●全学共通科目 ちがいをたのしむ