研究分野 |
タイ語教育、言語学 |
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キーワード |
タイ語教育、言語学、対照研究、母語教育 |
研究テーマ |
1.日本語を母語とするタイ語学習者コーパス構築に関する研究 |
代表的著作、論文等 |
1.(2012)「日タイ両語の継続を表す形式に関する一考察―「テイル」と「lɛ́ɛw」、「yùu」を中心に―」『日本語・日本文化研究』22 大阪大学大学院言語文化研究科言語社会専攻 pp.177-184 |
所属学会、その他の 研究活動等 |
日本タイ学会、日本言語学会 |
担当授業 |
●学部 タイ語5・13・IV、タイ語学演習、タイ語学講義、タイ語科教育法 |
●研究科目 アジア言語文化表象論IV |
สวัสดีค่ะ サワッディカー(こんにちは)
私はタイ語教育と日タイ両語対照研究に取り組んでおり、タイ語文法の授業などを担当していおります。ここでいう「文法」は、皆さんのイメージとやや違うかもしれません。タイ語は孤立語であり、膠着語の日本語や屈折語の英語と全く異なり、文は語順により意味が変わっていきます。以下、「自分のものにする」という語源からきた「dâi」の文法的機能のように、動詞の後ろに置くと「可能表現」、前に置くと「体験」の解釈になります。
phom sɔ̀ɔp dâi. = 僕は(試験に)受かった。(合格)
(僕 試験を受ける )
phom dâi sɔ̀ɔp. = 僕は(試験を)受けた。(結果不明)
(僕 試験を受ける)
言語が思考に影響するという言葉があります。学生がタイ語の知識のみならず、タイの人々の考え方と同時に自分自身の土台である日本のことへの理解を深めていきます。タイ語・タイについて学びたい皆さんに会えるのを楽しみにしております。