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教員紹介

原 真由子 教授

原 真由子 教授
  • 研究者名(フリガナ) 原 真由子(ハラ マユコ)
  • 職 名教授
  • 専攻語インドネシア語

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

インドネシアの最も大きな特徴の1つは多様性です。たくさんの島々からなる広大な国土に、多様な民族、文化・社会、宗教などが見られます。言語においても非常に多様で、インドネシアの人々は民族、地域などによって異なる母語を話しており、さらに国語であり共通語であるインドネシア語も話す二言語話者が大多数を占めています。インドネシアの多様性を知るためには、様々なアプローチがあり得ますが、私は、まずインドネシア語を通して、そしてバリ島で話されているバリ語を通して、インドネシア、特にバリにおいて、人々がどのような言語使用を行っているのか、それが文化・社会とどう関係するのかを調べてきました。外国語学部は、言語を通して、それぞれの国や地域を理解することを目指すところです。皆さんも言語の習得を基盤に異文化を知る旅に出てみませんか。
研究分野 言語学、社会言語学
キーワード インドネシア語、バリ語、コード混在
研究テーマ

多言語社会インドネシアの特にバリを対象に、インドネシア語とバリ語の二言語使用に関わる現象であるコード混在や借用について言語学的・社会言語学的に考察してきました。また、言語政策や言語教育にも目を向け、バリ言語社会の解明を目指しています。最近では、バリ語の二大方言のうち、まだ十分に調査されていない、少数派の山地方言とその言語社会に関心をもち、もう一方の多数派の平地方言と比較することによって、より包括的にバリ言語社会を明らかにしたいと考えています。

代表的著作、論文等

原真由子(2012)『インドネシア・バリ社会における二言語使用ーバリ語とインドネシア語のコード混在ー』大阪大学出版会
原真由子(2020)『世界の言語シリーズ14 インドネシア語』大阪大学出版会

所属学会、その他の研究活動等 日本インドネシア学会、日本言語学会
担当授業 ●学部 インドネシア語4
●研究科目 アジア言語構造論IX
●全学共通科目 特別外国語(インドネシア語)