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教員紹介

松村 智雄 講師

松村 智雄 講師
  • 研究者名(フリガナ) 松村 智雄(マツムラ トシオ)
  • 職 名講師
  • 専攻語インドネシア語
  • 電子メールtmatsu.hmt[at]osaka-u.ac.jp

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

 研究分野は東南アジア地域研究(主なフィールドはインドネシア)、華人研究。特にボルネオ島に関する研究、マラッカ海峡両岸の歴史についての研究を行っています。研究のキーワードは、インドネシア、マレーシア、カリマンタン、ボルネオ、華人、移民、華南、サラワク。インドネシアの西カリマンタンの華人の現代史についての著作『インドネシア国家と西カリマンタン華人:「辺境」からのナショナリズム形成』慶應義塾大学出版会(2017年)があります。
 私は、東南アジアの中国系住民(華人)について研究してきました。特にインドネシアにおいて調査をすることが多いのですが、東南アジア全域において、経済活動の上での目立った活躍と、地元の経済への貢献が注目されるとともに、国民国家形成の時期には、彼らがどの国家に所属するのかが問題となり、さまざまな苦難を経験してきた歴史もあります。地域社会に即して華人を見る試みとして、主なフィールドとしてきたボルネオ島(カリマンタン島)の地域社会の中での華人についても研究しています。
 事例研究の中で、国民国家、ナショナリズム、トランスナショナリズム、グローバリゼーション、エスニシティ、移民研究、ボーダースタディなどの理論枠組みを検討することを講義、演習では心がけています。

研究分野 東南アジア地域研究(主なフィールドはインドネシア)、華人研究
キーワード インドネシア、マレーシア、カリマンタン、ボルネオ、華人
研究テーマ

研究分野は東南アジア地域研究(主なフィールドはインドネシア)、華人研究。特にボルネオ島に関する研究、マラッカ海峡両岸の歴史についての研究を行っています。

代表的著作、論文等

『インドネシア国家と西カリマンタン華人:「辺境」からのナショナリズム形成』慶應義塾大学出版会(2017年)。Matsumura Toshio (2017) “Causes of lingering communist movement after Indonesia’s September Thirtieth Movement: the case of border area between Sarawak and West Kalimantan,” Asian Ethnicity.「1967年「ダヤク示威行動」におけるインドネシア西カリマンタン州ダヤク社会のポリティクス」『東南アジア 歴史と文化』第44号(2015年)など。

所属学会、その他の研究活動等 東南アジア学会、日本華僑華人学会、アジア政経学会
担当授業 ●学部 インドネシア語1(通年科目、1年生必修) / インドネシア語14(通年科目、2年生必修) / 東南アジア社会文化演習II(B)a, b(東南アジアと日本の戦後史、アジアの地域システムの変容をテーマに講読、議論) / インドネシア文化演習Ia, b / インドネシア文化講義IIa, b(インドネシアの華人についての講読、インドネシアの近隣地域についての理解を深める)
●研究科目 アジア言語社会動態論ⅧA, B(東南アジアの華人社会についての文献講読、議論)
●全学共通科目 アジアの文化と社会を知るF