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教員紹介

塩谷 茂樹 教授

塩谷 茂樹 教授
  • 研究者名(フリガナ) 塩谷 茂樹(シオタニ シゲキ)
  • 職 名教授
  • 専攻語モンゴル語
  • 電子メールshiotani.shigeki.hmt[at]osaka-u.ac.jp

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

モンゴル語専攻の教員の塩谷と申します。大学で教鞭をとって27年余り、モンゴル研究を初めて40年以上が経ちました。
専門はモンゴル語学(形態論、語彙論)とモンゴル口承文芸(ことわざ、民話)を中心に研究を行い、特にモンゴルの言葉と文化に強い関心を持っています。また、趣味はモンゴル語の書籍やモンゴル関係の物品をあまねく収集することです。
モンゴルの関するブログとyoutubeの二つを公開していますので、興味のある方は、下記のURLにリンクしてみてください。
http://shiotani95.blog.fc2.com/
https://www.youtube.com/channel/UCT05IvgfAjmE26VCO-euvZQ

受験生の皆さんに贈るメッセージとして、私が日頃から熱く訴えている、学習する際の3つの心がけ、すなわち「謙虚・情熱・愛情」の三か条を常に胸に刻んで、各自が目標とするものに向かって、一意専心の思いで邁進してください。

研究分野 モンゴル語学、モンゴル口承文芸
キーワード 形態論、語彙論、方言研究、ことわざ、民話
研究テーマ

私の研究テーマは、モンゴル語学とモンゴル口承文芸の大きく2本柱からなっており、モンゴル語学としては言語学、とりわけ形態論と語彙論研究に関心があります。モンゴル語はアルタイ諸言語に属し、単語の名詞や動詞の語幹に、語を派生する接尾辞を接続し、さらに名詞語尾や動詞語尾といった語尾を付加するといった、日本語と同じいわゆる膠着語型言語です。私が着目しているのは、そのうち派生接尾辞の研究です。また、語彙論研究では、単語の起源とその後の発展過程を歴史的、すなわち通時的に明らかにすることを目指しています。これは、歴史比較言語学・方言学・語源学といった関連分野と密接にリンクしています。
 モンゴル口承文芸としては、主にことわざや民話研究に取り組んでいます。モンゴル人は日常生活の暮らしの中で、実に多くのことわざを自由自在に教訓や戒めの意味で用いています。さらに、民話の翻訳を通じて、モンゴル文化の紹介にも力を注いでいます。

代表的著作、論文等

モンゴル語を学習するためのテキスト
(1) 塩谷茂樹共著『初級モンゴル語』(2001)大学書林
(2) 塩谷茂樹共著『初級モンゴル語練習問題集』(2011)大学書林
(3) 塩谷茂樹共著『モンゴル語ことわざ用法辞典』(2006)大学書林

所属学会、その他の研究活動等 日本モンゴル学会、国際モンゴル学会
担当授業 ●学部 モンゴル語、モンゴル語学講義、モンゴル文学演習、アルタイ諸語概論
●研究科目 アジア言語構造論、アジア・アフリカ言語構造論特別研究
●全学共通科目 ユーラシアの文化と社会を知る