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教員紹介

高橋 克欣 准教授

高橋 克欣 准教授
  • 研究者名(フリガナ) 高橋 克欣(タカハシ カツヨシ)
  • 職 名准教授
  • 専攻語フランス語
  • 電子メールk_takahashi.hmt[at]osaka-u.ac.jp

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

新たな言葉を学ぶことは、新たな世界を知るための鍵を手に入れることだと思います。私は、幼い頃からパリの街やフランス絵画について話してくれた祖父の影響、そして高校時代の恩師の助言などにより、大学でフランス語を学ぶことを決めました。その後も数多くの良き師に恵まれたおかげで、フランス語を学べば学ぶほど、フランス語という言葉の奥深さに魅了されると同時に、フランス語が話されている国や地域の文化や伝統にも関心を持つようになりました。フランスに留学してみると、留学前のイメージどおり素晴らしいところもたくさん見つかりましたが、一方で留学前には分からなかったフランスの意外な面を知り、何ごとも実際に自分の目と耳を最大限活かして体験することが大切だということを学びました。ひとりでも多くの受験生のみなさんに、外国語学部でさまざまな言葉を学び、新たな世界への扉を開いて羽ばたいていただきたいと心から願っています。
研究分野 フランス語学
キーワード フランス語学、意味論、語用論、認知言語学、談話・機能文法
研究テーマ

主要な研究分野はフランス語学ですが、なかでも時間に関する表現のしくみに関心があります。私たちが外界で起こるできごとをどのように捉え、ことばを使ってどのような形で表現するのか、その方法はさまざまに異なります。たとえばフランス語には、過去のことをあらわす5種類の異なる動詞の形がありますが、これらはいつでもどれでも自由に使えるわけではありません。どのように使い分けられるのか?なぜそのような使い分けがなされるのか?こうした問いにもとづき、実際に書かれた文章や話された会話を分析したり、フランス語を母語とする人々にインタビューしたりしながら、フランス語の表現のしくみを明らかにすることを目指しています。

代表的著作、論文等

『「こと」の認識「とき」の表現ーフランス語のquand節と半過去』(京都大学学術出版会, 2016年)
『フランス語学の最前線2【特集】時制』(共著)(ひつじ書房, 2014年)
「補文節における時制解釈のメカニズム」(『関西フランス語フランス文学』13巻, 2007年)

所属学会、その他の研究活動等 日本フランス語フランス文学会、日本フランス語学会、日本フランス語教育学会
担当授業 ●学部 フランス語3、フランス語15(A)、フランス語15(B)、フランス語学講義a、フランス語学講義b、フランス語科教育法II、フランス文化演習IVa、フランス文化演習IVb
●研究科目 言語認知科学論A、言語認知科学論B
●全学共通科目 フランス語中級