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教員紹介

中村 未樹 教授

  • 研究者名(フリガナ) 中村 未樹(ナカムラ ミキ)
  • 職 名教授
  • 専攻語英語

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

受験生の皆さん、はじめまして。外国語学英語専攻の教員の中村です。英語専攻では、1~2年生はクラス制で1クラスは20名程度になります。1~2年生の語学(英語)の実習はこのクラス毎に受講します。クラス担任がいますので、勉強などに関してわからないことがあれば担任にいつでも聞くことができます。少人数のクラス構成になっているため、密度の濃い人間関係を作っていくことができるでしょう。3年生からはゼミに所属して、専門の勉強を行うことになります。英語専攻では英語圏の文学、語学、文化、社会科学の分野を専門とする教員がいます。まずは2年生で概論という概説的な授業を受講して自分の希望する分野を選んでいくことになります。そして4年生の時に最終的な成果として卒業論文を提出してもらいます。
私は大阪外国語大学の頃より外国語学部で授業を担当しております。勉強熱心な学生さんが多く、非常に嬉しく思っております。趣味はギターと犬(ビーグル)の世話です。

研究分野 イギリス演劇
キーワード イギリス演劇、エリザベス朝演劇、シェイクスピア、イギリス文化、初期近代
研究テーマ

私の主な専門は16~17世紀のイングランドの演劇で、特にシェイクスピアの作品を中心に扱っております。演劇作品とその歴史的背景との関係性を念頭に置きながら、この時代の演劇作品を当時の歴史的状況において考察し、その隠れた意義を明らかにしていくという研究を行っています。現在はエリザベス朝の舞台における感情表現と感情伝達について、当時の思想、エリザベス朝の役者の演技、観客の受容などの側面を参照しながら検討しています。また、16~17世紀のイングランドと他国の関係性という問題に焦点を当てた研究も近年では進めており、当時のイングランドに居た外国人、対スペイン戦争といったトピックとの関連からシェイクスピア作品の新たな解釈を試みています。

代表的著作、論文等

「閉ざされた耳/港―『ペリクリーズ』における海賊問題―」(『英米研究』44 , pp. 73-88, 2020年3月)
「捕囚、物語、ホーム―『間違いの喜劇』における外国人」(Ex Oriente 26, pp. 1-20, 2019年3月)
「『ヴェローナの二紳士』におけるパッションの抑制と擁護 」(『言語文化研究』45, pp. 103-123, 2019年3月)

所属学会、その他の研究活動等 日本シェイクスピア協会、日本英文学会、日本英文学会関西支部、名古屋大学英文学会、関西シェイクスピア研究会
担当授業 ●学部 英語1、イギリス文化講義、イギリス文化特別演習、イギリス文化演習
●研究科目 ヨーロッパ・アメリカ文化表象論特別研究、広域言語文化論
●全学共通科目 総合英語(Liberal Arts &Sciences)