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教員紹介

今泉 秀人 教授

  • 研究者名(フリガナ) 今泉 秀人(イマイズミ ヒデト)
  • 職 名教授
  • 専攻語中国語

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

私の専門は中国語で書かれた文学作品やそれを書いた作家について調べたり書いたりする分野(中国文学研究)です。だいたい、20世紀の中国語圏(中華民国時期の大陸を中心としています)がその対象となります。外国語学部で教えているのは「現代中国語」という言語で、みなさんが習ってきた「漢文(中国の古典書面語)」とは趣の異なる言語です。といって、両者に全く関係がないわけではなく、伝統に属する漢文と、近代に成立した現代中国語には、明らかな継承関係があります。どうか、これまでに身につけた漢文の知識・経験や、日本語の中で血肉と化している「漢語」の掘りおこし(再確認)の助けを借りながら、新しく学ぶ外国語としての中国語に少しでも親しみを感じてもらえたらと思います。

研究分野 現代中国語圏文学
キーワード 中華民国、国語、近代文学
研究テーマ

20世紀(特に1912年から1949年までの中華民国時期)の中国大陸を中心とした中国語圏の文学を研究しています。また、近年は台湾やマレーシアの作家や文学作品にも興味を持っています。具体的な対象としては、これまでに沈従文(1902−1988)、魯迅(1881−1936)の書いた小説、また作家の事跡を扱いました。

代表的著作、論文等

「“郷下人”とは何か――沈従文と民族意識」『野草』48、1991.8 、80-92頁
「『辺城』・伝達の物語――沈従文と民族意識」『関西大学中国文学会紀要』13、1992.3、143-163頁

所属学会、その他の研究活動等 日本中国学会、日本比較文学会、中国文芸研究会
担当授業 ●学部 中国文学特別演習II
●研究科目 アジア言語文化表象論II
●全学共通科目 中国語中級