2005年12月20日
「パキスタンを旅する」のホームページ・レイアウトを変更し、正式に運用を始めました。

○南アジア関連最新情報
パキスタンをはじめとする、南アジア諸国の最新情報はこちらから。

○ウルドゥー語専攻トップページ
本学ウルドゥー語専攻のトップページはこちらから。

 パキスタンのスィンド州は、州都カラーチーとそれ以外の地域からなっている。カラーチー以外の地域は「内陸スィンド(Interior Sindh)と呼んで区別されることが多い。その多くがタル砂漠で占められ、またイスラーム共和国であるパキスタンにあって、比較的ヒンドゥー教徒の割合が多いことでも知られる。
 ハイダラーバードが内陸スィンドの中心都市であり、そこから北へ、東へと幹線道路や鉄道が延びている。インダス河の両岸をハイウェーが走り、パンジャーブへと続いている。スィンド州北部の要衝サッカル(ローホリー)でバローチスターン州方面への鉄道や道路が分岐する。

 ハイダラーバードの東に位置するミールプール・ハース(Mirpur Khas)は、タル砂漠への拠点となる街である。インドのラージャスターン州との間に鉄道も敷かれているが、1965年の第2次印パ戦争を機に運行が停止されたままである。しかし、最近の印パ間の信頼醸成構築により、近い将来の鉄道乗り入れ再開に向け、協議が行われている。

 スィンド州内陸部は、パンジャーブ州と並んでマンゴーが特産品である。「ミールプールのマンゴー」と言えば、パキスタンではムルターンなどパンジャーブのそれと同じくらい有名である。

 スィンド州北部には、世界四大文明の一つで、世界遺産にも登録されている「モヘンジョダロ遺跡」もあるが、現代のスィンドの言語や文化との関係は明らかになっていない。

写真でめぐるスィンド州内陸部
タル砂漠の風景 ミッティー郊外 ミッティー市内のこどもたち
公共交通機関「ケークラー」

Copyright (C)Osaka University of Foreign Studies −Deptt. of Area Studies (South Asia, Urdu) ALL RIGHTS RESERVED